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隘路 [掌編フィクション]

迷っていた。
入り組んだ路地は二次元方向だけでなく三次元方向にも、幾重にも重なっている。
暗い、悪夢的な場所。
ときおり広い道の灯りが見えてくると老人は踵を返すかほかの路地へと曲がり込む。
何かを探しているふうでもない。
脱出したがっているわけでもなさそうだ。
道を失って何度目かのため息をつく。
そしてにやりと口をゆがめた。
「トシとってくると迷うんくらいがちょうどええレクリエーションやなあ」
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