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『ファンタージエン~秘密の図書館~』 [読書・鑑賞]

『ファンタージエン~秘密の図書館~』ラルフ・イーザウ/酒寄進一・訳…ソフトバンク・クリエイティブ(2005年・)

《はてな年間100冊読書クラブ》

「しかし、これですべてだと思ってはいけない」

古本屋の面接に行ったカールはその店を譲り渡されてしまう。奥には異世界ファンタージエンの不思議な図書館があった。

そしてファンタージエンに存亡の危機が訪れていることを知る。

エンデの『はてしない物語』前史。少年が本を手に入れた古本屋の若い頃の話。元の作品よりもおもしろいとは言えると思います。

オンライン書店ビーケーワン:ファンタージエン

ファンタージエンの8つの要素

  • 夢の図書館
  • はてしない物語
  • 正体不明の敵(妨害者)
  • 白と黒(光と闇)
  • 虚無
  • 創造力
  • 女性ドラゴンライダー
  • 海泡石のパイプ

ファンタージエンに関するはてしないリストを下に置きます。

【愛すべきことば】ロミオ・オラトーレ著の15編のソネットが書かれている本。その重さゆえ空中楼閣は墜落しそうになった。《作品の偉大さは使われた紙の量で決まるもんじゃない》(p.399)

【アツメカラス】図書館に自由に出入りする鳥。空気中のポレンを集めて来る。それが本になるのではないかと言われている。

【アマルガント図書館】ファンタージエン図書館の分館のひとつで、アクイルとムクアが作った。

【アルファベガ】本名アルファベータガンマ。ファンタージエン図書館の一番古株の助手。小人(本人によればヨミキリ族)。黄色い尖った帽子をかぶっているのは頭も尖っているから。

【イケイケ】けなげな伝書グリフォン。

【イスカールのコンパス】雲霞(クルムス)王のコレクションのひとつ。狙った相手をどこまでも指し続ける。

【イマジナリア】想像の中にしか存在しないものや、ごく短い間しかこの世に存在しないはかないもの。空中楼閣の雲霞(クルムス)王自慢のコレクションはそういったものを固定するための技術開発による。イマジナリアが消えた後「虚無」となるものがある。

【インク竜】その力を借りると読んだ後消えてしまう文字を書ける。

【ヴィンディヒ】トルッツ氏の公証人。

【エルフェンバイン塔】白のエルフェンバイン塔。幼ごころの君が住んでいる。象牙でできている。

【狼】千年以上ファンタージエン図書館にはあらわれていなかったが一匹巨大なのが現れた。黄緑色の目。

【幼ごころの君】ファンタージエンを統べている少女。見た目は10歳くらいだが実は誰よりも年寄り。そのため息は世界じゅうに鳴り響く。さまざまな呼び名があるらしい。たとえば「叡知の子」「望みを統べたもう金の瞳の君」「女王さま」。

【オトナシ】巨大ネンチャク。

【カール・コンラート・コレアンダー】主人公。引っ込み思案なら誰にも負けないメガネ青年。あまり細目ではないらしい。本が大好き。トルッツ氏の古書店の面接に来た。本の価値を匂いで嗅ぎ分けるタイプ。「おまえにはできっこない」と父親に言われ続けてきたせいで自信のない男に育ったらしい。

【カイロン】ファンタージエン一番の医師。黒ケンタウロス。

【鏡張りの蜂巣】期待の家にある一室。鏡に写るいくつかの自分の姿から好きなものを選ぶことができる。

【書かれなかった本のコーナー】ファンタージエン図書館の一区画。作者の頭の中でどんどん膨れ上がっていくうちに作者に何かあって書かれることなく終わった本のコーナー。駄作も多そ。

【カササギ】夜の町クスネルの実質的なボス。

【カモフラージウス】身代わり童子の一人。

【カルニッケ族】キツネ狩りで生計を立てているウサギ。

【記憶】人の子がファンタージエンで創造の力を働かせるとき記憶をその源とするのでいずれかの記憶が失われてしまう。

【期待】《期待が持てれば、現実も少しはましに見えるものよ、カール。それが本物かどうかは問題ではないわ。心が踊るかどうかが大事なの》(byマホラマp.169)

【期待の家】魔女マホラマがいるらしい。とにかく期待に応えてくれる家。

【巨大ネンチャク】殻つきの巨大なカタツムリのような生物。無数の足で移動するが粘膜によりエサを取り込むのでネンチャク。その殻は動く家と言える。

【虚無】ファンタージエン図書館から紛失した本のあった空間はあらゆるものを吸い込む虚無となった。虚無は欲深いのでいずれファンタージエン全体を飲み込んでしまうかもしれない。

【空中楼閣】空高く浮かぶ美しい宮殿。カルハズミ族がいる。王は雲霞(クルムス)。石造に見えるがいぐさを編んで壁を作り妖精の息を凍らせて窓とした。

【クスネル】夜の町。見つけるのはとても難しい。

【クトピア】ケロラートの娘。二十歳くらいですらっとしていてかわいらしくて勝ち気で自信満々。

【クナル】根生やし巨人。カールを助けてくれた。

【クナルツ】ファンタージエン図書館の番人をしている樹皮トロル。

【グモルク】名を失った別世界からきた狡猾ないきもの。「さすらい人」と呼ばれさまざまな世界を行き来できる。ゴーガムに仕えるようになった。

【雲霞(クルムス)四十九世】うわべだけのものや、はかないものだけを集めている軽さにすべてをかけている人物で空中楼閣の王様。

【黒真珠】カールがファンタージエン図書館で手に入れた真珠。誰にも渡したくないと思った。

【黒のエルフェンバイン塔】盗まれたノックスがあるとされる未完成の塔。塔の主はサイーデ。白のエルフェンバイン塔とそっくりに作られている。絶望の岩砂漠と死の山脈に接するつるつるの粘板岩でできた丘陵に立つ。その丘陵は摩擦係数がとても低く、滑ったら「奈落の裂け目」に墜落することになる。

【クワシニア】忘れられた記憶たちの国。ファンタージエンの外にある。この作者の他の作品にそんな国が出てきたような。

【クワルツォッテ】細い虫。気に入った木を排泄物で石に変えてしまう習性を持つ。

【ケロラート】ファンタージエンで最も有名な地図製作者。最近では機械仕掛けの幸いの竜を作った。

【ゴーガム】悪意に満ちている言うだけでは足りない存在。「偽り」「憎しみ」「怒り」「諍い」「欲望」の五つの顔を持ち総称して「言語道断」と呼ばれる。

【サードメ】髪の毛のかわりにつる草がぼさぼさにはえている人。石の森に呪いをかけた。

【サイーデ】女魔術師。幼ごころの君の姉。黒のエルフェンバイン塔の主。現在は「見える手」と呼ばれる魔法の城ホロークに住んでいる。中身のないものならなんでも操ることができる。

【時代】この作品開始時の舞台は1938年のドイツ。

【樹皮トロル】ゆっくりしゃべる。歩くことができる。

【署名のない書類】署名がないので効力は持たない書類。カールがコレクションしている?

【白のエルフェンバイン塔】→エルフェンバイン塔

【スクルザート】森の精。悪事が大好き。マンドラゴラの根から生まれた。弓の名手。こいつを使っている主人がいるらしい。

【デーイサ】名前からわかる。○○さんの鏡像。

【伝書グリフォン】頭が鷲で胴体が獅子で翼があるやつ。竜とどっちが乗りやすいのでしょう?

【どこにもない山】別名迷いのぼた山。外国で思いつかれたが迷いのせいで実現されなかった思いが降り積もって山となった。

【外国(とつくに)】ファンタージエンの生きものたちはおおむねわれわれの世界をこう呼んでいるようだ。

【トルッツ】タデウス・ティルマン・トルッツ。古書店のあるじ。後継者を探している。本の価値を音色で聞き分けていた。

【奈落の裂け目】ファンタージエンを二つに切り裂く峡谷。落ちて戻った者はいない。

【根生やし巨人】木のような巨人。樹皮トロルの親戚ではあるが歩くことはできない。

【ノックス】なんでも闇や色や冷気を吸い取り暖かい純粋な光を残すアイテムらしい。そのそばでは白より黒いものは存在しなくなる。模型からすると人間の手首から先にそっくりの形状。遠吠え山脈の小人から何者かが盗みカササギ親分が欲しがっている。

【ハイデ・ホレ】ホッテのかみさん。しっかりもの。

【はしたない物語】「はてしない物語」がなったかもしれない物語。どんなんになったでしょう?

【ファンタージエン】まあなんというかいろいろとおもしろい世界。幼ごころの君によって統治されている。善によって悪が、悪によって善が存在し、光によって闇が、闇によって光が存在する。ファンタージエンの住人は自分で名前を付けることができない。すべての名前はもとは人の子がつけたもの。

【ファンタージエン図書館】トルッツさんの古本屋の奥にある図書館。ひどく本好きの者しか入れないマニアックな場所。ここの本は光で作られている。

【フッフール】有名な「幸の竜」。白とピンク色の真珠貝のような光沢があるらしい(少なくとも彼を模したマシンはそうなっている)。映画でおなじみの彼ですね。たくさんの伝説に包まれている。

【雰囲気対流原動機】幸の竜が飛べる原理。

【焚書】当局はときどき古書店を検閲し、「退廃した」本を取り上げ燃やしてしまう。

【偏見】《カールは、偏見が日常茶飯事の世界からやってきたが、自分だけは偏見の虜にならないとずっと思ってきたのだ。》(p.163)すんごい思い上がったカール。人間には無理だって。

【忘却の森】根生やし巨人たちはアムネメの森と呼んでいる。森の精でも入るのは後込みしてしまう恐ろしい場所?入る者はすべてを忘れ自分の内なる迷路に迷い込む。ただしせかせかした者だけ。森の精や人間はその部類。

【ホッテ】ホルッツ・ホレ。ホッテは呼び名。トルッツ氏の古書店のお隣さん。

【ポレン】ほこりのことだが単なるほこりではなく、記憶のようなものか。

【マホラマ】期待の家にいる魔女と言われている女。

【マヤカシ】身代わり童子の一人。

【マリー】トルッツさんの亡くなった妻。

【身変わり童子】どんな姿にでも化けることができる。本当の姿は毒々しく輝く紫色の肌で目が異様に大きな小さな子ども。

【海泡石(メシャム)パイプ】何かの役に立つことがあるらしい。カールがトルッツさんからもらった。永久に火が消えないという便利な代物。

【森の精】ファンタージエンでは会わないにこしたことはないイヤな存在。

【ラルフ・イーザゥ】著者。この人本好きですねえ。

【ルックス】ノックスと対の存在。ゴーガムがグモルクの魂を閉じこめるために作った。白い手の形をしている。

【ン!ビルストボル】空中楼閣の儀典長。お客さんの案内する役目を王様と争っている。


辺境警備(4)故郷は遠く… [読書・鑑賞]

辺境警備(4)故郷は遠く…|紫堂恭子|角川書店|560円|刊1997年

カイルの出会った死霊は神官に会いたがっていた。都への栄転が決まった神官。誰もいないはずの美枝森からやってきた黒ずくめの男は。カイルとともに都に戻った神官さんになんだか暗雲が…。隊長さんがそれを救いに行く(はずないって)。

《はてな年間100冊読書クラブ》

辺境警備 4 ← bk1へ

偏狭なリストを下に

辺境警備の8つの要素

  • ええかげんなおっさん
  • 生真面目な神官
  • キャベツの妖精さんたち(兵隊さん)
  • 楽しい辺境暮らし
  • ときどきシブいおっさん
  • ファンタジィ的世界(かなりきちんと構築されてる)
  • それぞれの人物が抱く影の部分
  • ヌケてるキャラクタたち

偏狭なリストを下に。

【アーヴィン】黒い軍服の男。軍団長時代のサウル・カダフの部下。おっさんの手続きの不備で給料がもらえなかった。一見クールな美形だがかなり抜けてる。まだ女の子とつき合ったことがないらしい。

【アモン】金銀が好きな悪霊(エヴィル・スピリッツ)。

【イヴリン】エルフレードの義母。ヴォルグの恋人。神官さんの両親のことを知っているらしい。

【悪霊(エヴィル・スピリッツ)】霊というより、不思議な能力を持った生物。「聖なる獣」や「獣虫」はまた異なる生き物。

【エリアン】ベルソルの神聖獣神殿の神学生。

【エルフレード】神官さんの友人。ヴォルグのために命を落としたらしい。

【おっさん】→サウル・カダフ

【カイル】神官がレナンディで出会った黒呪術師。新たな犠牲者となるか?

【玉滴石】無色透明のオパール。値打ちはないが願いがかなうかも。

【グーゴル・プレックス】旅の辻音楽師。グーゴル・プレックスというのは非常に大きな数の単位だとかで、本名はオースチンというらしい。おっさんと知り合いみたいだ。

【クリス】兵隊さん。鍛冶屋の三男。ちょっと内気。

【クリスティーン】グーゴル・プレックスの亡くなった妻。神官さんにそっくりだったらしい。

【賢者の護符】カダフになんでも言うことをきかせることのできる不思議な護符。一度でも中を見ると効力がなくなるそうなんでこの作者の登場人物たちなら必ず見てくれるでしょう。ぼくは「見ないでください」と言われたら本当に絶対見ず、鶴を一生こき使ってしまうタイプですが。

【拷問】≪むこうが望んでる答えを言わにゃ拷問は止まないもんさ≫by隊長さん。

【ゴンザロ】西カールの鉄商人。金の亡者。

【ゴンファノン】将軍。サウル・カダフさんの幼年学校時代からの友人で恋のライバルだったこともある(二人ともフラれた)。

【サウル・カダフ】国境の警備隊長に飛ばされたおっさん。女で失敗した。自称エリートコースに乗っていた。ドルティックの反乱を口先ひとつで終わらせたことがあるらしい。もうすぐ40歳とか言ってたような気もするが50過ぎのおっさんにしか見えんぞ、お前。

【ジェニアス・ローサイ】星径神殿の神官。酒が好き。とろいせいで?辺境の神官になった。長いサラサラ銀髪、菫色の瞳のか細い超美形だが牛用の鋤を使って畑を耕す怪力男。正神官なので頭に銀の環を巻いている。シルフィンいわく「銀髪さん」もしくは「すみれちゃん」。

【ジョルジョ・モレス】写実主義の画家。彼が描いたものが…。

【獣虫】神聖獣のひとつ。冥王に使われ恐れられる存在。森林に生息しており人間と出会うことが多い。

【ジュディス】メガネっ娘。ジェニアスの相棒だった父親の後を継ぎ暦や天文計算をする職業に就こうとジェニアスから学んでいる。神官の着るものをちくちく縫ったりしている。もちろんジェニアスが好きっ!

【シルフィン】都で有名な美女。おっさんの昔の女だったらしい。おっさんいわく≪プレイガールの上に凶暴な性格!左遷されたのもこいつのおかげ≫。

【神官さん】→ジェニアス・ローサイ

【背高さん】国境より北の誰もいないところからやってきた黒ずくめの軍服に大きな剣を持った新しい神官。ジェニアスの旧い知人らしい。カッコつけて「真の名はすでにその役目を終えた」なんて言ってるから「せいたかさん」なんて呼ばれるようになった。他にも黒助とか背高黒ちゃんとか剣の賢者とか。《人はわたしのことをエクサイラとかマクロビアンとか呼ぶよ》《わたしの道はいつも整えられた街道とは限らないのだよ》

【銀炎馬(セライフアクス)】炎の馬。神聖獣。原初に生まれたもののひとつ。魔物でも神でもない。

【創造星】世界を創造した9つの星。原初の時の核のまわりで輝く。

【隊長さん】→サウル・カダフ

【月(暦)】一年は十二月。われわれの月に直すと、1月(氷の月)、2月(霧の月)、3月(春の月)、4月(清めの月)、5月(花の月)、6月(休閑の月)、7月(牧場の月)、8月(収穫の月)、9月(秋の月)、10月(ワインの月)、11月(風の月)、12月(雪の月)。一月はすべて30日。年の始めに余日(ユール)と呼ばれる祭日を5日、うるう年には6日取って1年としている。

【黒呪術師(ドラテイア)】金を取って人に呪いをかけたり悪霊を操るのが黒呪術師。黒呪術を行うのには他にも妖術師(マスコ)がいる。たいがい呪術的に守られた名前を持っているが一般の人はそうではないので黒呪術師は自分の呪力が影響を及ぼさないように相手の名前を呼ぶことはしない。

【ドル・ドナ】星径神殿の老師。賢者の誉れも高い。

【ドレング】辺境唯一の街。門は開きっぱなし。神官さんの仮神殿がある。本神殿は深い森の中なのでたいがいここにいる。

【ノブ】兵隊さん。牛飼い。

【ハル】兵隊さん。ワイン農家の三男。

【ファーナ】ゴンザロの娘。意にそまぬ結婚をさせられそう。

【美枝森(フアグルリミ)】なんか遠いらしい。

【フィン】兵隊さん。靴屋の次男。

【フィルナス・ハイドランド】監査官。

【フライパン】おっさんとシルフィン運命の出会いをもたらしたアイテム。

【フレック】兵隊さん。マルヴィルの親戚。

【兵隊さん】警備隊のメンバー。隊長さんに迷惑をかけられている近くの若者たちらしいが個体識別は不可能。シルフィンいわく「キャベツの妖精」。なるほど。

【ヘリオス・ヴォルグ】神官を恋人の敵、と思っているのかな?そんな単純なヤツじゃなさそうだけど。オルデンロード出身の傭兵で残忍な戦い方で有名。

【ベルソル山】神聖獣神殿がある。

【ベン】兵隊さん。小麦農家。

【辺境】ルウム王国北西部の西カール地方。ここより北は美枝森(フアグルリミ)という深い森で魔物くらいしか住んでいないので、いったい何を見張ればいいのやら…。歴代の隊長さんはほとんど全員左遷させられた人。1000年前に作られた石の壁が国境。《まーこんな辺境に来る奴なんてどーせまともなのいないよなっ》(by隊長さん)

【ポエナ】呪術師が使う虫で人につらい過去を悪夢として次から次に見せる…はずだったがおっさんには通用せず。

【ボブ】兵隊さん。粉屋の次男坊。

【マクロビアン】不老不死者。

【マリエル】ジュディスの友人。

【マルヴィル】兵隊さん。町内会長の息子で9人のまとめ役。

【マルト】兵隊さん。8人兄弟の末っ子。

【ミスティーン】グーゴル・プレックスの娘。天使の羽をつけて登場。

【冥王】創造星のひとつが地の底に墜ちその力によって生まれた存在。純粋な悪。悪霊の親玉。神聖獣神殿では目の形で表されている。千年前に墜ちた星が元に戻って月になり、冥王も滅びた。

【ラスタ】ベレノス神殿の神官。スケールの小さな男。

【ラミア】ちょっと怪しい美女。

【ルウム】舞台がある王国。

【レナンディ】西カール一番の大都会。片道一週間かかるらしい。

【ロブ】羊飼いの青年。人がいい。

【ロレアン】シルフィンの夫。神官さんと感じが似ているらしい。


ギャラリーフェイク(23)リング・RING・指輪 [読書・鑑賞]

ギャラリーフェイク(23)リング・RING・指輪|細野不二彦|小学館ビッグコミックス|505円|刊2001年

ファイツィに送られてくるアリス&ルイス・コッホコレクション売却希望メール。古裂(こぎれ)とゲイ。贋作の壺を売ったのが原因で温泉宿に逃亡したフジタたちはひとりのしょぼくれたオヤジに出会う。ペットロボットと人間性。ギャラリー開設当初のアルバイトの女性と出会ったフジタ。神田神保町。フジタに裏の世界を指南した菱沼と鳥獣戯画の断簡。タイでアユタヤの遺物をサルベージする青年。

《はてな年間100冊読書クラブ》

ギャラリーフェイク 23 ← bk1へ

ギャッリーフェイクに関する簡単なリストを下に置きます

【この話は…】フジタのギャラリーといっしょで、虚実ないまぜた美術の世界を描く。

【青山新ノ輔】渋谷の骨董商。TV番組の「ズバズバ家宝鑑定局」に出ている人気者。中島先生が原型か?

【アジス・アサド】イラクの警官。かつて江波教授のもとでフジタたちとともに遺跡を発掘していた。

【アステカ文明】14世紀から16世紀にかけてメキシコ中央高原に栄えたインディオの文明。(6巻p.28より)

【アドルフ・ヒトラー】エゴン・シーレが美術学校に合格したその試験に不合格だった凡庸な画家。のちにドイツの独裁者となる。

【アユタヤ】タイで14~18世紀に栄えた古都。

【アリス&ルイス・コッホコレクション】アンティーク指輪の世界的コレクション。コッホはドイツの老舗宝石店ロベルト・コッホ社の創始者。

【漁火亭】フジタいきつけの居酒屋。

【石津真理絵】ピーリングの技術者。

【イタチの辰蔵】美術品専門の窃盗犯。目利き。

【犬塚墨堂】著名な陶芸家。書にも一家言持っていた。現在は老人性痴呆症。ある重要キャラの実の父親。

【猪俣】発掘品の捏造をして考古学界から追放された発掘家。作者はこういう人間的な弱さを感じさせる人物にシンパシイを感じるようだ。ぼくも、自分の中にある弱さに気づいているから、同じ立場ならやっちゃいそうだなとも思え、シンパシイを覚える。

【インディアン・ジュエリー】北米大陸南西部のネイティブアメリカンがうみだしたジュエリーでトルコ石と銀を組み合わせて作る。

【ウィークエンド・フリーマーケット】ニューヨークの週末に開かれるフリマ。入場料1ドル払うと手のひらにスタンプを押してくれて、何度でも出入りできる。

【ウェグナー】ハンス・J・ウェグナー。デンマークの家具作家。彼の作った椅子は「椅子の中の椅子」と呼ばれる。

【裏ロム師】パチンコのギャンブル性を高めるために改造ROMを作る連中。違法。

【運慶、快慶】東大寺の仁王像を作った仏師。

【永仁の壺】加藤唐九郎が作ったとされる重文にまで指定された贋作。

【エキスパート】オークション会社の営業員みたいなもの。価値のある品を集めてくるのが重要な仕事。

【エゴン・シーレ】ウィーンの画壇をゆるがした夭折の画家。以前、奈良やったかなあ、展覧会が開かれたとき見に行ったけどすごい疲れた。緊張を強いる絵やね、あれは。

【江副ルミ】売れっ子モデル。モデルへの道を作ったのはフジタ。

【エドワード・ホッパー】19世紀のNYに生まれ1967年死去したアメリカの有名画家。街角の酒場を描いた「深夜の人々(ナイトウォーカー)」が有名。

【江波教授】イラクの遺跡を発掘調査していたが謎の死をとげる。広島カープのファンでいつもカープの野球帽をかぶっておりカープの話をしはじめると止まらない。考古学者としては天才。頭髪の薄さがコンプレックス。

【エボラ出血熱】致死率90%に達する恐ろしい伝染病。これまで人間にとっては森林の奥に潜んでいたが乱開発により表に現れてくるようになったとも言われている。

【エリザベータ】自称フジタの隠し子。母を亡くしフジタを頼って日本に来た。サラのホテルに同居中。愛称リザ。歌はうまい。

【L・ドナーティ】日本の「バカ女」(フジタ談)たちに人気絶大のブランド。

【エルドラド】南米に眠る伝説の黄金郷。

【大沢ちえり】ツアーコンダクター。海外の骨董オークションの案内したりした。身勝手な客たちに大苦労。

【お嬢様学校の文化祭のバザー】何も知らないお嬢様たちが家から持ち出して来る上等な品が安く買える穴場。

【オットー伯爵】エゴン・シーレのコレクター。

【小仁多太】高校時代いじめられっこで、フジタのもとにお金になりそうな仁王像を持ってくる。今の商売は…名前でわかるかな。

【カール】ハールマン教授の助手。

【ガウディ】スペインの天才建築家。

【額縁】洋画の額縁は時代、様式の違いがあってけっこう複雑で奥が深いらしい。

【額面落ち】金額が印刷されていない切手のミスプリ。

【カスタムナイフ】職人が手作りするナイフ。

【仮想美術館】ネットでつながってパソコンで絵が見られる美術館などのサービス。

【加藤唐九郎】一流の陶芸家。「永仁の壺」事件の贋作でも有名。だけどことに名前に傷はつかなかったように思える。

【蟹の盃】江戸時代の大名や商人に大人気の金属製で横に歩くからくり。フジタが手に入れたものは、オプションでこれを手にした者は心臓が悪くなるという因縁つき。

【カポネのランプ】アル・カポネが死ぬときに病床にあった。隠し財産の在処を示しているかもしれない。

【亀ケ岡】発掘調査に命をかけた男。フジタにあるモノの復元を依頼する。

【加茂水仙】茶人。三田村小夜子の古美術の師匠でもある。最初はフジタをこらしめるために登場するが、けっこうウマが合う。

【カラーセラピー】色による人体への影響を考慮し、健康を増進させるという説。

【カルロス】裏世界のブローカー。美術品盗賊団のボスでもある。

【皮鯨】唐津のひとつ。器の口縁の鉄釉を鯨の皮に、器自体の色を鯨の身の色に見立てた。皮鯨のぐい呑みは酒のみあこがれの的。

【川口京介】ベトナム戦争を撮影した戦争カメラマン。行方不明。

【神田神保町】いわずとしれた世界最大の古本屋街。140もの店があるという。ぼくも東京にいた頃、毎日のように行ってたなあ。

【キクシマ】オートクチュールの国内大手。オバサン向けで先は見えている。春奴の実家。

【北白川隆一】大東亜生命株式会社総務部部長付。要するに窓際族のさえないじいさん。しかし美術好きの前社長といっしょに美術品のコレクションをしていた目利き。6巻で企業の名品展の企画にかり出され、三田村館長を煙に巻きフジタと関わった。クリムトが好き。

【木戸】腕利きのニンベン師。完全なものが作れすぎてヤル気を失いつつある。今はイメクラ経営者。自身は婦警プレイが好き。

【ギャラリー・フェイク】藤田が営んでいる画廊。裏で何をやっていることやら。それにしても、港の倉庫にあるみたいだがいいのかなあ、潮に近い場所で。

【キュー植物園】ダーウィンの植物標本を保管している。

【ギュンター・ブーフハイム】旧東ドイツの無名画家。ある人物とそっくりの風景画を描く。

【行基】貴族のためのものだった仏教を庶民レベルの信仰まで広めた人。

【玉(ぎょく)】中国で6000年にもわたり尊ばれてきた石。角閃石と輝石を加工した工芸品。

【ギル・ベイカー】世界的大富豪で病床の母親のために「窓の絵」を探している。マルチソフト社の会長。モデルというわけでもないが、ビル・ゲイツが原型なのでしょう。

【金唐紙(きんからかみ)】欧州の王侯貴族の壁を飾る革をプレスして彩色した金唐革の革を日本人が和紙に変えたもの。

【金融絵画】銀行に差し押さえられた絵画。バブル期に日本人が買いあさったものが多く存在する。

【ぐい呑み】手のひらに乗るくらいの小さな器で酒を注ぐといい感じ。

【国光】短刀(日本刀)の名手。西洋のナイフと異なり刃そのものの美しさを追求した。

【黒沢辰之】木工の人間国宝だった。椅子を作るために保護区域のスギを無断で伐採したらしい。

【古伊万里】なぜかアフリカにあった。

【小梅おばさん】フジタのいるアパートの住人(管理人ではないと思うが)。息子は超ゴージャスな相田病院の院長。

【ゴーギャン】タヒチをモチーフに数々の絵を描いた有名な画家。タヒチに彼の絵は一枚もない。

【古裂(こぎれ)】古くなった和服をバラしたもの。昔の人はそれを再利用していた。

【五爪の龍】皇帝だけしか使えなかった紋。

【古地図】王侯貴族のもの?

【骨董屋】《骨董屋っていうのはな、客が一人でも食っていけるものさ。金払いのいい客さえつかんでいればな。》(16巻p.161)

【佐江木普三】巨匠。

【佐伯祐三】若くしてなくなった洋画家。パリを描いた。1898~1928。

【桜木】桜花興業(ヤクザ)の女会長。アール・ヌーヴォーの作品に入れ込んでいる。すんごい入れ墨を彫っている。

【サグラダ=ファミリア教会】ガウディ設計の建築物。バルセロナの象徴。完成しない(でほしい)作品。

【ザナバザル】モンゴルの僧。色っぽい仏像を作った。彼の作品はいずれも国宝級。

【佐野乾山】乾山が栃木の佐野に一時住んでいたという言い伝えと、発見された200点におよぶ作品の真贋をめぐる大騒動が巻き起こり、やがてうやむやのうち業界のタブーとなった。

【サラ=ハリファ】ヒロイン(でしょう)。中東のさる国の元王女。ある事件をきっかけにフジタに惹かれギャラリー・フェイクで働くことになった。現実離れしているほどの超大金持ち。彼女の恋は実るのか?

【三条公彦】テレビでおなじみのコメンテーター。著書多数。贋作や二流品を愛す。《一級品の放漫より二級品の安らぎ!》。財界四天王と呼ばれた三条公秀の息子。

【ジェイド】フェイツイの店。

【ジェームス・ハウザー】インディアン・ジュエリーの商売をしようとニューメキシコに来た男。フジタに借金があるらしくネチっこい取り立てに悩まされている。兄は先祖伝来のジュエリーを作り続けるガンコ職人。

【地震観音】地震予知をした観音。

【地蔵大作】一流料亭の主。人を引きつけるカリスマ。自身には鑑定眼はないが、鑑定眼のある多くの知人を持つ。フジタの才能を高く買っており、裏の仕事ではなく陽の光のあたる場所で活躍してもらいたいと思っているが、フジタにとっては大きなお世話で、逃げ回っている。どちらかといえばフジタが押され気味の戦いになっている。

【始祖鳥】1860年ドイツのゾルンホーフェンで化石が出土される。化石標本七体のうち三体目のものは盗難にあい行方不明。

【ジッポー】アメリカ製の鉄でできた無骨なライター。愛好家多数。たばこすいならひとつは持っている、かもね。

【地見】船村元太郎の弟子だが佐伯祐三の絵の鑑定のとき船村の判断に異をとなえた。

【ジャンヌ・ダルク】いわずと知れたオルレアンの乙女。英仏の戦争で祖国フランスのために戦った少女。

【ジャン=ポール=香本】調香師。世界に20人くらいしかいないとされる「鼻(ネ)」の一人。

【醤油】フジタはさまざまな味付けの醤油を金魚に詰めて外国に持って行ってるらしい。中身はさしみジョーユ、ワサビジョーユ、ぽんずジョーユ、おろしジョーユ、みそだれ、ゴマだれ、etc...

【ショーン】ぶったくりショーン。大女。カポネのランプを探している。ラモスの…

【ジョコンダ】ジョコンダ夫人はモナ・リザの有力なモデル候補。

【ジョゼップ=マリア・ジュジョール】ガウディと同時代の建築家。協力者でもあった。ガウディ作品の色彩面担当?

【白木みづほ】石津真理絵の妹。

【ジル・ド・レエ】ジャンヌ・ダルクの同志の一人。その後の猟奇的な趣味により「青髭」として有名。

【シンハ】インドのえらそーな坊さん。

【スワン】ヨコハマの骨董店でいぢわるな婆さんがひとりで切り盛りしている。

【関根潤】宇宙飛行士。フジタとは美大の同期。

【瀬古】セドリ師。フジタに落丁のある本を売りつけた。

【セドリ師】店舗を持たず全国から掘り出し物を買い集め高く売って儲ける古本屋。

【千手堂】会員制のお高くとまった時計屋さん。自分の手作り時計を一本300万円で露天で売り、買ってくれた人だけが会員になれる。これじゃ商売にならないって。僕の時計もクオーツではなくゼンマイ式です。

【千利休】茶人。茶の聖典「茶経」を書いた陸羽と名前の音が似ている。

【副島種臣】幕末の志士で明治になってからは郵政大臣や外務大臣を歴任した。切手にもなった人らしい。フジタはこの人の書を日本の歴史上の最高峰と言った。

【大ドイツ芸術展】ナチスは古典的な芸術を賛美した。

【頽廃芸術展】かつてナチスが当時の前衛芸術を「頽廃」の名のもとにさらしものにし処分した展覧会。

【高倉】こわもての刑事。ブリキのおもちゃ(ティン=トイ)好き。《コレクターって、どんなジャンルでも家族に理解されないんだよ~~~》

【高見沢ユカリ】漫画家の天王寺薫子のアシスタント。勉強家。じつは…

【滝川太郎】近代西洋絵画の鑑定家にして贋作家。

【タヒチ】南洋の楽園。ゴーギャンが暮らした。フランスにより近海で核実験がおこなわれた。

【たまえもん】家電大手の竜王電機が作ったネコ型ペットロボット。

【断簡】「鳥獣人物戯画」の失われたピース。4点は所在が判明している。

【チコ】タヒチの漁師の少年。神の根と呼ばれる場所に潜れる。最後にフジタに向かって「マウルール(ありがとう)」と言ったときの表情が印象的。

【チット】アユタヤの遺物をサルベージしている青年。マリという娘に惚れているらしい。

【地動儀】風水師の使う道具。一種の地震計らしい。

【知念護人】国宝Gメン。国宝に指定すればよいモノを自由に鑑賞できるようになるのでやってる美術品フェチ。

【チャーリー・ニコル】腕利きエキスパート。「後家殺しのチャーリー」と呼ばれている。女性のメーキャップが得意。サラにプロポーズする。

【茶経】お茶の博物学書にして聖典。陸羽という人が書いた。

【茶藝】台湾の茶道。

【テイト・ギャラリー】ロンドンの美術館。ターナーのコレクションが目玉。

【ティンガティンガ】画家。動物たちを独特のフォルムと色彩で描きアフリカの大地と空を感じさせる。酔ったあげく暴走、射殺される。似たような絵を発達させている一派をティンガティンガ派と呼ぶ。

【テディベア】それっぽいクマのぬいぐるみはなんでもテディベア。ルーズベルト米大統領(愛称テディ)の逸話から名付けられた。ちなみにクマのプーさんもテディベアだったはず。

【テレサ・コンティ】L・ドナーティのローマ本店店長。

【天王寺薫子】有名な漫画家。サグラダ=ファミリア教会にヘドをぶちまけた。

【鳥山】古書愛好家。山田休太郎『聖女淫楽』を探している。

【トレジャーハンター・ジャンキー】宝探しの過程そのものが目的になった者。大きな発見をして大金を得てもすべて次の宝探しにつぎ込んでしまう。ラモスは自分をそれだと言う。吉岡助教授は自分を考古学中毒者と言う。皆それぞれ憑かれている。

【永嶋栄作】ツルカメというデパートを創業した成り上がりもの。骨董をたくさん集めている。

【長田ジョージ】自信過剰な美学生。三島額装のお嬢さんに惚れているらしい?

【中村館長】みはらし高原美術館の館長。東海製鉄のサラリーマンだったが飛ばされたらしい。「どんな場にあっても、仕事をする以上は一流の人とすべしッ!」というのがモットー。

【南雲圭介】鳥獣人物戯画の断簡を所持していると思われる南雲家の跡取り息子。受験生。じつはある人物の子どもかもしれない。

【沸(にえ)】日本刀の焼き入れ時に刀身に現れる荒い粒子のことらしい。

【掘り屋】昔の窯跡から陶器やカケラを掘り出す連中。盗掘の一種。ちょっと前に朝日新聞でこういう人たちを描いた小説があったかな。

【2000年問題】ノストラダムスの大予言よりは信憑性のあった予言。

【ヒュミドール】湿気に弱い葉巻を守るための密閉性の高い箱。J.F.ケネディのヒュミドールには6000万円の値がついた。

【人魚姫】アンデルセンの童話のヒロイン。人魚姫像は首を切り落とされそのオリジナルの首はいまだ見つかっていない。

【ニンベン師】いろんな書類、証明書の偽造をする職人たち。

【ネオナチ】かつてのナチスを賛美している一党。

【ハーラ・ハレド】バグダッド大学の美人考古学者。母ライラ・ハレドの遺志をついで研究している。また、江波教授の謎の死の真相を知りたいと考えている。

【ハールマン教授】古生物学者。

【パイプ】ゴッホもパイプ派だった。

【莫高窟】敦煌にある仏教美術の宝庫。砂漠の大画廊と呼ばれる。

【パサージュ】19世紀のパリで作られた街路と街路をつなぐガラス屋根の商店街(アーケード)。時が止まっている場所。

【バスティアニーニ】あまりにデキが良すぎて、本人が贋作だと名乗り出ても信じてもらえなかった。

【長谷万次】高利貸し「ミリオンローン」社長。抵当になった美術品をフジタに流している。フジタは「ハセマン社長」と呼んでいる。

【ハタ師】店を持たない骨董商。

【ハッピー・ミール・トーイ】ヘンな人形。マクドナルドなどのファーストフードの店が子供向けのセットメニューにつけているおまけの人形。大人のコレクターも多数。略称HMT。

【パパロッティ】世界4大テノールの一人。ある女の子の才能を見いだす。

【ハルス】17世紀オランダの肖像画家。庶民的な笑顔が特徴。

【春奴】お手製の服を見てもらいたくていづみママのゲイバーで働いている。キクシマの次男。本名春雄。

【パンガ】西アフリカ、マリ、ブアブレ村の仮面彫りの弟子。自分の才能に絶望してパリに出た。

【バンチェンの壺】アユタヤの遺物。なんかすごいらしい。見つかっても国外持ち出し禁止の代物。

【ビアンキ】L・ドナーティの社長。バスティアニーニに魅入られている。

【ピーリング】肌の角質を酸性の薬品で溶かし新しい肌の新陳代謝をうながす。

【菱沼棋一郎】フジタがカニちらし弁当を無視してまで会いにいった男。フジタに裏の仕事のてほどきをした。

【美術骨董課】スコットランド・ヤードにある美術品盗難・詐欺事件を専門に扱う課。捜査能力高し。

【ヒュミドール】湿気に弱い葉巻を守るための密閉性の高い箱。J.F.ケネディのヒュミドールには6000万円の値がついた。

【広田】ツルカメデパートで永嶋の腰巾着だった男。現在はすすきケ丘店の店長。そんなにイヤなヤツではない。

【プアマンズクラブ】香港の美術品闇マーケット。プアマンは美に飢えたる者の意。

【フェイツイ】女宝石泥棒。準レギュラー?

【深津恭子】フジタがギャラリーを始めた頃半年ほどやとった女性。N.Y.で再会する。

【フジタ】主人公。藤田玲次。メトロポリタン美術館の元腕利きキュレーター。表向き贋作専門のギャラリーを営んでいるが、裏では盗難品や横流し品を法外な値段で商いしている(らしい)。じつは真の美に奉仕する男(かも)。カニを愛している。6月22日生まれ。宿やアパートなど暮らし関係ではビンボーくさいところが好き。

【藤原いづみ】自分のお店を出したママ。に見えるが男。書がうまい。

【不定時法】昔の日本の時間を測る基準。昼と夜それぞれを6等分して一刻としていたので季節によって長さが変わった。

【船木洋之進】作家。白神の保護運動をしている。ウェグナーの椅子を「究極の椅子」と言った。

【舟越貢】高田美術館の学芸員。頼りないパシリくん。学芸員とは思えない知識と技術のなさが特徴。眉の間に仏像のようなホクロがある。

【船村元太郎】美術会の重鎮。フジタの恩師でもある。

【プファルツ】黒白真珠。一個の真珠が黒い部分と白い部分にはっきり分かれている。

【フランク・ロイド・ライト】1867~1959。アメリカの有名な建築家。日本では旧帝国ホテルが有名。

【古橋泰彦】かつてフジタたちとともに江波教授のもとで遺跡を発掘していたらしい。現在麻布大学の教授。

【フローラダニカ】ロイヤル・コペンハーゲン窯の最高傑作。デンマークの植物を精緻に写したテーブルウェア。名称バイエルが作った1500点のフローラダニカは国宝。

【プロポーズ】かどうかはわからないが。《だから、美しいと思ったものしか……そばにおきたくないんだ!》10巻p.233

【ベネチア・ビエンナーレ展】ベネチアで2年おきに開かれる国際美術展。

【細野不二彦】作者。アニメにまでなったのでは「Gu-Guガンモ」や「さすがの猿飛」なんかがある。

【掘り屋】昔の窯跡から陶器やカケラを掘り出す連中。盗掘の一種。ちょっと前に朝日新聞でこういう人たちを描いた小説があったかな。

【ポロロッカ】アマゾンの大逆流。一種の自然災害ではあるが、豊饒をもたらす。

【蒔絵】漆工芸の装飾技術。

【牧原謙一】雲南省で多くの植物を採取、調査した淡路山大学の植物学者。

【増田幸二】将棋の名人。

【マリアン】古地図屋の娘。ラモスの元恋人。

【マリーアントワネット】幻の複雑時計。

【曼陀羅】新興宗教団体が欲しがるモノ。

【美鈴】アンティーク・ショップ「スワン」のオーナー。偏屈な婆さん。

【三田村小夜子】高田美術館の館長。当初藤田を目の敵にしていた。フジタのことをMr.フジタと呼ぶ。サラのライバル一番手。

【三田村みちる】小夜子と同居している妹。売り出し中のタレント。

【ミノフスキー】粒子ではない。ポセイドン・グループの総帥。サラにとってはオミヤゲを持ってきてくれていたミノのおじさん。

【みはらし高原美術館】屋外に彫刻など立体的な作品を展示している。倉庫にはとんでもないおタカラが?

【宮森】フジタのアパートの203号室に引っ越してきたいかにもオタクっぽい男。アニメやゲームのメカニックデザイナー。才能は確からしくガンバリオンなどの有名メカをデザインしているが世渡りはヘタ。

【ミランダ】ラモスの娘らしい。

【ムワンギ】タンザニアで野生動物の保護官をしている男。

【メアリー・スチュワート】チャーリーの伯母。キュー植物園の職員。

【メーヘレン】フェルメールと同じくオランダの画家で認められなかった腹いせにフェルメールの贋作を多く描き専門家たちをだました。

【メリッサ】ニューヨークで高層ホテルの窓拭きをしている若い女性。自分が仕事をしたビルにパンプキンのHMTを接着剤で貼りつけてくる趣味あり。そのビルはあたしのビルよ!!

【毛利ハルオ】三島額装の見習いでお嬢さんのアッシーくん。天才かもしれない。

【ゆきわ屋】北国の温泉宿。フジタのなじみ。女将はフジタのファン?名前は江戸時代に流行した雪輪文様からとったらしい。

【吉岡】エジプト研究でテレビで人気のY大学考古学科の助教授。盗掘するトレジャー・ハンターを憎んでいる。

【43分の1】ミニカーの国際規格。日本だけは例外。

【ライラ・ハレッド】かつてフジタたちとともに江波教授のもとで発掘の作業をしていたイラクの女性考古学者。

【ラトゥール】フェルメールと同時代のフランスのバロック系画家。20世紀になってから評価されるが言存が確認されているのは20点ほど。

【ラモス】フジタと同じくらいあやしいトレジャー・ハンター。

【ラリー】ニューヨークのストリートミュージシャン。ドラマー。なかなかの腕。<マンハッタン全部が、自分の家なんだよな。メリッサにとっても>

【亮太】漁火亭の息子。一見ワルガキ。

【良寛】1758~1831。江戸後期の禅僧。自由闊達な筆致の書を残す。贋作が多いのでも有名。

【林海羽】台湾の大物。ネットビジネスでのし上がった。茶藝を興そうとしている。

【リンダ=ヘイウッド】スコットランドヤード美術骨董課の新人刑事。

【ルイス・パッソー】世界的映画監督。日本文化を知りたがっていたが、スケールの小ささに失望する。

【ルネ・ラリック】1860~1945フランス。アール・ヌーヴォーの宝飾デザイナー。

【レゾネ】画家の全作品目録。ここに掲載されなかったものは真作とは見なされない。

【六園寺ハジメ】サブカル系のアーティスト。

【ロスコー】サラが飼い始めた子猫。ギャラリーにネコはマズイでしょう?

【ロジャー・ワーナー】スコットランド・ヤード美術骨董課の敏腕捜査官。変装が得意。アールグレイが好き。

【ロペスじいさん】かつてゲバラの部下だったらしい。

【ワーナー】ロジャー=ワーナー。スコットランドヤードの美術骨董課刑事。キュレーター並の鑑識眼を持つ。アールグレイを好む。

【和時計】不定時法なのに時を刻むことのできる時計。

【ンギリ】ティンガティンガ派の謎の画家。常に代理人を立て、誰も正体を知らない。


ナルニア国ものがたり(6)魔術師のおい [読書・鑑賞]

ナルニア国ものがたり(6)魔術師のおい|C.S.ルイス/瀬田真二訳|岩波少年文庫|550円|刊1986年03月

時系列の最初。街灯がなぜあんなところに立っていたのかその秘密(でもないけど)がいま解き明かされる。ディゴリーとポリーはアスランがナルニアを作る場面に遭遇する。

《はてな年間100冊読書クラブ》

オンライン書店ビーケーワン:魔術師のおい


紅茶王子(22) [読書・鑑賞]

紅茶王子(22)|山田南平|白泉社・花とゆめコミックス|390円|頁|刊2004年01月|了2006年03月21日|KW|ハルカとアッサムはケンカの末…。急展開の回。紅茶国と人間界がつながる。

《はてな年間100冊読書クラブ》

オンライン書店ビーケーワン:紅茶王子 22


ギャラリーフェイク(22)メソポタミアを統べる者 [読書・鑑賞]

ギャラリーフェイク(22)メソポタミアを統べる者|細野不二彦|小学館ビッグコミックス|505円|頁|刊2001年|了2006年03月21日|KW|インディアン・ジュエリー。サラとニューヨークのフリマ。百貨店のギャラリー。現代アートのうさんくささ。書の鑑賞法。イラクでの発掘と昔関わった考古学教授の謎の死。

《はてな年間100冊読書クラブ》

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『辺境警備(3)逢魔の山』紫堂恭子 [読書・鑑賞]

『辺境警備(3)逢魔の山』紫堂恭子…角川書店(1997年560円)

「癒しの葉」でもおっさんが重要な位置づけやったし、どうやらおっさんが好きみたいな著者の、シリーズ第3段。おっさんの昔の女(?)シルフィンがやってきて…。山奥の神殿に行った神官とおっさんは神話的事件に遭遇して大ピ~ンチ。天使の羽(作りもの)をしょった少女と出会った神官。辺境の冬の準備。

≪はてな年間100冊読書クラブ≫

辺境警備の七つの要素

  • ええかげんなおっさん
  • 生真面目な神官
  • キャベツの妖精さんたち(兵隊さん)
  • 楽しい辺境暮らし
  • ときどきシブいおっさん
  • ファンタジィ的世界(かなりきちんと構築されてる)
  • ギャグ
  • ヌケてるキャラクタたち

偏狭なリストを下に。

【アーヴィン】黒い軍服の男。軍団長時代のサウル・カダフの部下。おっさんの手続きの不備で給料がもらえなかった。一見クールな美形だがかなり抜けてる。まだ女の子とつき合ったことがないらしい。

【アモン】金銀が好きな悪霊(エヴィル・スピリッツ)。

【悪霊(エヴィル・スピリッツ)】霊というより、不思議な能力を持った生物。「聖なる獣」や「獣虫」はまた異なる生き物。

【エリアン】ベルソルの神聖獣神殿の神学生。

【おっさん】→サウル・カダフ

【カイル】神官がレナンディで出会った黒呪術師。新たな犠牲者となるか?

【玉滴石】無色透明のオパール。値打ちはないが願いがかなうかも。

【グーゴル・プレックス】旅の辻音楽師。グーゴル・プレックスというのは非常に大きな数の単位だとかで、本名はオースチンというらしい。おっさんと知り合いみたいだ。

【クリス】兵隊さん。鍛冶屋の三男。ちょっと内気。

【クリスティーン】グーゴル・プレックスの亡くなった妻。神官さんにそっくりだったらしい。

【賢者の護符】カダフになんでも言うことをきかせることのできる不思議な護符。一度でも中を見ると効力がなくなるそうなんでこの作者の登場人物たちなら必ず見てくれるでしょう。ぼくは「見ないでください」と言われたら本当に絶対見ず、鶴を一生こき使ってしまうタイプですが。

【拷問】≪むこうが望んでる答えを言わにゃ拷問は止まないもんさ≫by隊長さん。

【ゴンザロ】西カールの鉄商人。金の亡者。

【ゴンファノン】将軍。サウル・カダフさんの幼年学校時代からの友人で恋のライバルだったこともある(二人ともフラれた)。

【サウル・カダフ】国境の警備隊長に飛ばされたおっさん。女で失敗した。自称エリートコースに乗っていた。ドルティックの反乱を口先ひとつで終わらせたことがあるらしい。もうすぐ40歳とか言ってたような気もするが50過ぎのおっさんにしか見えんぞ、お前。

【ジェニアス・ローサイ】星径神殿の神官。酒が好き。とろいせいで?辺境の神官になった。長いサラサラ銀髪、菫色の瞳のか細い超美形だが牛用の鋤を使って畑を耕す怪力男。正神官なので頭に銀の環を巻いている。シルフィンいわく「銀髪さん」もしくは「すみれちゃん」。

【ジョルジョ・モレス】写実主義の画家。彼が描いたものが…。

【獣虫】神聖獣のひとつ。冥王に使われ恐れられる存在。森林に生息しており人間と出会うことが多い。

【ジュディス】メガネっ娘。ジェニアスの相棒だった父親の後を継ぎ暦や天文計算をする職業に就こうとジェニアスから学んでいる。神官の着るものをちくちく縫ったりしている。もちろんジェニアスが好きっ!

【シルフィン】都で有名な美女。おっさんの昔の女だったらしい。おっさんいわく≪プレイガールの上に凶暴な性格!左遷されたのもこいつのおかげ≫。

【神官さん】→ジェニアス・ローサイ

【銀炎馬(セライフアクス)】炎の馬。神聖獣。原初に生まれたもののひとつ。魔物でも神でもない。

【創造星】世界を創造した9つの星。原初の時の核のまわりで輝く。

【隊長さん】→サウル・カダフ

【月(暦)】一年は十二月。われわれの月に直すと、1月(氷の月)、2月(霧の月)、3月(春の月)、4月(清めの月)、5月(花の月)、6月(休閑の月)、7月(牧場の月)、8月(収穫の月)、9月(秋の月)、10月(ワインの月)、11月(風の月)、12月(雪の月)。一月はすべて30日。年の始めに余日(ユール)と呼ばれる祭日を5日、うるう年には6日取って1年としている。

【黒呪術師(ドラテイア)】金を取って人に呪いをかけたり悪霊を操るのが黒呪術師。黒呪術を行うのには他にも妖術師(マスコ)がいる。

【ドレング】辺境唯一の街。門は開きっぱなし。神官さんの仮神殿がある。本神殿は深い森の中なのでたいがいここにいる。

【ノブ】兵隊さん。牛飼い。

【ハル】兵隊さん。ワイン農家の三男。

【ファーナ】ゴンザロの娘。意にそまぬ結婚をさせられそう。

【美枝森(フアグルリミ)】なんか遠いらしい。

【フィン】兵隊さん。靴屋の次男。

【フィルナス・ハイドランド】監査官。

【フライパン】おっさんとシルフィン運命の出会いをもたらしたアイテム。

【フレック】兵隊さん。マルヴィルの親戚。

【兵隊さん】警備隊のメンバー。隊長さんに迷惑をかけられている近くの若者たちらしいが個体識別は不可能。シルフィンいわく「キャベツの妖精」。なるほど。

【ベルソル山】神聖獣神殿がある。

【ベン】兵隊さん。小麦農家。

【辺境】ルウム王国北西部の西カール地方。ここより北は美枝森(フアグルリミ)という深い森で魔物くらいしか住んでいないので、いったい何を見張ればいいのやら…。歴代の隊長さんはほとんど全員左遷させられた人。1000年前に作られた石の壁が国境。

【ポエナ】呪術師が使う虫で人につらい過去を悪夢として次から次に見せる…はずだったがおっさんには通用せず。

【ボブ】兵隊さん。粉屋の次男坊。

【マリエル】ジュディスの友人。

【マルヴィル】兵隊さん。町内会長の息子で9人のまとめ役。

【マルト】兵隊さん。8人兄弟の末っ子。

【ミスティーン】グーゴル・プレックスの娘。天使の羽をつけて登場。

【冥王】創造星のひとつが地の底に墜ちその力によって生まれた存在。純粋な悪。悪霊の親玉。神聖獣神殿では目の形で表されている。千年前に墜ちた星が元に戻って月になり、冥王も滅びた。

【ラミア】ちょっと怪しい美女。名前でわかろうが。

【ルウム】舞台がある王国。

【レナンディ】西カール一番の大都会。片道一週間かかるらしい。

【ロブ】羊飼いの青年。人がいい。

【ロレアン】シルフィンの夫。神官さんと感じが似ているらしい。


『東京物語(3)』ふくやまけいこ [読書・鑑賞]

『東京物語(3)』ふくやまけいこ/田中芳樹・解説…ハヤカワコミック文庫(2005年・760円)

あいかわらず横濱にいる二人のもとにさまざまな事件が。そして草二郎の過去にまつわるお話へと。完結。番外編がふたつ。

≪はてな年間100冊読書クラブ≫

 

前2冊のもつけときます。

 

『東京物語(1)』ふくやまけいこ/新井素子・解説…ハヤカワコミック文庫(2004年・760円)

あ、これはもしかして以前雑誌『アニメージュ』に連載されてた分かな?最後の頃にちらっと読んだだけでさだかではないけど。

時は昭和初期。二人の青年が事件を解決する、古きよき探偵小説の味わいのあるミステリ・コミックス。

ふくやまさんのかわいらしい絵が世界をまったりと緩和させている。

ダイヤ密室盗難事件など。

 『東京物語(2)』ふくやまけいこ…ハヤカワコミック文庫(2004年・760円)

機械男爵の正体は?そして草二郎の過去などすべての謎がひとつに集約しはじめる。

 

オンライン書店ビーケーワン:東京物語(ハヤカワコミック文庫)

東京物語8つの要素

  • 昭和初期のレトロな暮らし
  • 古き良き探偵小説のテイスト
  • キャラクタのかわいらしさ
  • 草二郎の謎
  • 平介の元気さ
  • ゆったり
  • あっさり
  • まったり

東京物語に関する簡単なリストを下に置きます。

【アイコノスコープ】帝国大学が開発した日本独自のテレビらしい。

【浅野良三】輸入問屋の榊屋で働きながら映画監督をめざしている青年。内田監督の弟子。

【梓】大野の作った自動人形。

【嵐山】番外編「桜」で桧前と同じ新聞社の同僚。

【宇崎美穂】番外編「平介探偵日記」で依頼してきた女性。

【内田】映画監督。浅野の師匠。

【大野弁吉】自動人形の作者。

【音無の森】松岡誠太郎が行方不明になった。その名の通り森特有の音が聞こえない。ここに密生しているルピパルナスの木の特質のせい。

【小野蘭子】行方不明の婚約者、植物学をやっている松岡誠太郎を探している。

【笠井】黒須男爵の夢につき合おうとしている博士。

【機械男爵(からくりだんしゃく)】へんな機械をあやつって強盗をする。

【絹川百合】長寺朔也の正体である長命寺菊也と若宮朔郎の仕事場で家事をしている女性。

【公邦(きみひこ)】草二郎の子どもの頃の親友。体の形を自由に変えることができる。

【経木】番外編「桜」の冒頭でとんでもない目にあったらしい人。何が起こったのかもわからないまま作品が終わってしまった気の毒な人。

【銀扇屋】映画館かな。平介とかかわりがあるらしい。

【黒須忠之介】男爵。日本人で初めて欧州から帝都への単独飛行に成功した冒険家。ドイツで物理学の博士号を、イギリスで機械工学を学び、フランスでは考古学の学位を得た。いろいろと妙な発明品を作っているらしい。

【浩介】平介の弟。銀扇屋を継いでいる。ぼーっとしたタイプ。

【西大路瞳子(さいおおじ・とうこ)】「お姫様」と呼ばれている。機械男爵、草二郎の秘密すべての中心にいる人物と思われる。ものすごく長く生きている可能性あり。西大路家と黒須家は何かつながりがあるらしい。

【榊屋】輸入問屋。

【桜】海外で暮らしていた少女。両親が亡くなり祖父の長命寺菊也のもとにやってきた。彼女のせいで桧前平介クンはロリコンとなる。

【佐々木】番外編の探偵さん。幽霊は苦手。

【さば水煮の空き缶】浅草の一郎太が、引っ越す草二郎にくれた。道端に坐って前に置いとくと不思議にお金が入ってくる。

【三郎】黒須家の下男兼運転手?

【珊瑚】双子の空中ブランコ乗りの兄。

【獅子(シーズー)】怪しげな骨董屋の爺さんの犬。

【白崎総之介】ボーッとしているどこかのお坊っちゃん。草二郎とそっくり。

【蔵書票】本に貼る名刺みたいなもん。いろいろ洒落たものが多く、コレクター多数。

【滝口】西大路に取り入ろうとしていた。楽して稼ぐためにはなんでもやります。

【長命寺菊也】ミステリ作家長寺朔也のかたわれ。文章にする役。桜の祖父。番外編「桜」の登場人物。

【津山美也子】黒須男爵の友人の娘。

【常世竹成】平介の母方の叔父。日露戦争で戦死。誰かの想い人だった。

【留さん】大工の爺さん。なかなか無敵。

【長寺朔也】ミステリ作家。長命寺菊也と若宮朔郎のふたりによる合作だった。番外編「桜」の登場人物。

【中松】映画の映写技師。

【昇】浜子の恋人。

【浜子】自動人形の梓のモデルと思われる女性。

【ピエロ】なぞのピエロ。万華鏡を使ってフミちゃんを誘拐した。草二郎の秘密を何か知っているらしい。

【桧前平介(ひのくま・へいすけ)】動天出版の編集者。名前にコンプレックスがあるらしいが草二郎は「いい名前」と言ってくれたので草二郎はいいヤツだと思ってしまう単純な青年。ワトソン役かなと思っていたが彼もまた探偵。

【日比野】作家。平介が担当している。

【藤枝美智子】レビューのダンサー。

【フミちゃん】そば屋の看板娘。草二郎のことが好きらしい。また、草二郎にとっても居場所は彼女の近くでよすがになっているらしい。名字は小見山。

【方士】草二郎と関係のある人物らしい。

【正目】腕のいい木工職人。

【松岡誠太郎】植物学者の助手で行方不明。

【松島響】横浜の港新聞記者。機械男爵の事件を追っている。過激な文章で敵多し。新しい仲間となるか?

【御影】実業家。山形画伯の弟子だったことがあるらしい。

【都(みやこ)】ある人物のもう一つの人格。

【宮沢】北の方で働きながら詩や童話を書いている青年。たぶん名前は賢治さんかな。

【ミルちゃん】双子の空中ブランコ乗りの妹。平介いわくフミちゃんの10倍かわいいらしい。

【槙原】番外編の依頼主。幽霊に恋した社長さん。

【牧野草二郎】風来坊。通称草ちゃん。探偵役かな。秘密の過去がある。日本人ではないらしい。

【室生由佳理】黒須男爵の姪。白崎総之介の話で出てきた。

【山形画伯】大作主義の画家。

【柚木みどり】槙原レース工場最高の職工。美少女。

【百合絵さん】総ちゃんとなにか関係があるらしい。

【若宮朔郎】ミステリ作家長寺朔郎のかたわれ。原作担当。番外編「桜」の冒頭でいきなり亡くなったが99歳なので特に事件性はなさそう。


『癒しの葉(8)迷いながら行こう』紫堂恭子 [読書・鑑賞]

『癒しの葉(8)迷いながら行こう』紫堂恭子…角川書店(2000年520円)

≪はてな年間100冊読書クラブ≫

完結。決闘の結末は?オルフェ王子の新たなたくらみは?物語はどのように終わりを迎えるのか?すべての登場人物に癒しはおとずれるのか?

オンライン書店ビーケーワン:癒しの葉 8

癒しの葉の8つの要素

  • ユーリグのキャラクタ
  • けっこうギャグ
  • アジンはパタリロ
  • 本当の自分とは?
  • 癒しの葉とは
  • エレメンタルとは
  • 聖地とは
  • クレアとユーリグの恋

癒しの葉に関する簡単なリストを下に置きます。

【アジン・アクババ】フルゴール連邦のアクババ市長の息子。聖者の護衛の一人。がめつくてぽっちゃり。パタリロ・タイプ。ユーリグとはいい漫才コンビ。食事はいつもケーキ。どうやら作者の食生活がモデルらしい。

【アビゴール連邦】ドミナトール王国の宿敵。神秘的で厳しい掟の下に剣と戦いに名誉をかける戦士たちの国。

【アラストール】アビゴールの復讐の神。セレスは今その名前が姓だと言った。

【アルバ】セレスの愛馬。たぶん白馬。

【癒しの葉】なんかすごいらしい。

【ウィンタード】ユーリグの愛馬。たぶん黒馬。

【エバンジェリン】クロスのゲイのリーダー。

【エクシア】ドミナトール王国の友好国。

【Sさん】某漫画家のナイスバディなアシスタント。某漫画家はその水着を見たいと狙っている。さる賭けでアジンの色紙をゲットした。

【オルフェ】ドミナトール王の第一王子。ユーリグの異母兄で顔はよく似ている。

【影の民(エレメンタル)】フローンズ島の向うにいるとかいないとか。闇夜に帆のない船でやってきて取り憑くべき相手を探している。自分自身の暗黒面ということだろう。癒しの葉はその対極にある光の面ということになるのだろうか?

【グリフォス】オルフェの側近かな?

【クレア】聖者の住んでいる家を貸した者の娘。もしかしてゴドフリー総督の娘?本名クレメンティア・ダルシス。10歳くらいまで癒しの葉(の幻影)を出すことができた。

【グレン】ローレン・グレン。クロスの若き副総督。折り目正しく自分の正義を信じている苛烈で現実的な戦士。いずれ敵にまわりそうな気もする。

【クロス】中立都市。第二の聖地と呼ばれるが、夜になると危険な街でもある。

【クロスの聖女】クロスの総督はその地を拓いた聖者の血をひいており女性には人を癒す力があり聖女とたたえられている。その称号を受け継ぐ儀が「クロスの聖女」の式典。

【ゴドフリー】サナトールの友人。クロス総督。

【サナトール】聖者。本名トゥハ・ガイ。主要4国がそれぞれ護衛をつけるVIP。聖地から禁断の「癒しの葉」を持ち出したらしい。さる人の語るところによると性格が悪くて腹を立てるとすぐ人をカエルやヘビにしてしまうがもーろくしているので二度と元には戻せないデンジャラスなじーさん。

【失恋】≪失恋した時にはイイ方法があるぞ!!泣いてケーキ食って泣いてケーキ食う!生クリームで傷を埋めるのだ!!≫(byアジン)

【水晶の柱】発光現象。空に水晶の柱が立つ。その下に聖地フローンズ島がある。

【聖地】フローンズ島。人の内海と魔の外界の間に浮かぶ。

【セレス・アルストール】アビゴール連邦国最大の州の族長の息子。聖者の護衛の一人。切れ味鋭い刃のような青年。いずれ仲間になるでしょう。本名はセレス・エレサール・オルヴィアらしい。

【ドミナトール王国】ユーリグの国。名馬の産地。

【フィリニオン・オルグ】セレスとそっくりなアビゴールの少女。セレスの一族と敵対していた一族の娘。どうやらセレスを敵と狙っているらしい。愛称フィニ。

【フルゴール連合】商業都市。ふくよかさが富貴の象徴でやせている商売人は信用されないとアジンは言う。

【ポッキーちゃん】Sさん去りし後、某漫画家のアシスタントになったスレンダーなFさんのニックネーム。明るく素直で仕事もていねいなかわいいお嬢さん。ときどき宇宙人。目をあけて食事しながら眠れるユーリグのような特技をもっているらしい。

【本当の自分】人は本当の自分で生きている時はあんなふうにささくれ立ってはいないものだ(by聖者)

【ユーリグ・グラディウス】主人公。ドミナトール王国の軍人。機械人形のユーリグとして知られている。けっこう感情表現は豊かだけど。美形で腕は立つがけっこうバカ。目をあけたまま眠れる薄気味悪い特技を持つ。聖者の護衛に任命される。

【リュセル・オーリン】エクシアの内務大臣の息子。聖者の護衛の一人。まじめで物腰の柔らかな好青年。護衛の中では地味なキャラ。≪最近ちょっとアジンを見習ってるんだ≫いや、それは…やめた方がいいかも。


『癒しの葉(7)夜明け前の深い闇』紫堂恭子 [読書・鑑賞]

『癒しの葉(7)夜明け前の深い闇』紫堂恭子…角川書店(2000年520円)

≪はてな年間100冊読書クラブ≫

ユーリグを呼び出すオルフェ。深まる彼の闇はすべてを危機に向かわせていく。アビゴールとドミナトールの開戦が決まり別れていく仲間たち。生まれて初めてクレアがする「おねだり」。父王から明かされるユーリグの母の姿。フィニと婚約するセレス。開戦の儀の一対一の決闘に選ばれたユーリグとセレス。感動の、ユーリグの宣言。始まる決闘。それから、後書きマンガを読むともう一度前の巻の最初の方を読みたくなることでしょう。

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『癒しの葉(6)私に似ている魔物』紫堂恭子 [読書・鑑賞]

『癒しの葉(6)私に似ている魔物』紫堂恭子…角川書店(2000年520円)

≪はてな年間100冊読書クラブ≫

皆の落書き帖と化すセレスの胸。新たに刻まれた印は。「たれぱ○だ」やアジンの似顔絵が刻まれる危機が来るのか。聖者のもとに集まり始める主要キャラたち。すべての事情を話すユーリグ。感情と声を失ったクレアを復活させるのはもちろん…。皆の助けを借りてエレメンタルに立ち向かうセレス。その結末は。すべてを見ていたオルフェやグレンの取る行動は?

オンライン書店ビーケーワン:癒しの葉 6


ミニ・ミステリ100 [座右の書こうほ]

ミニ・ミステリ100|アイザック・アシモフ他編/山本俊子+田村義進+佐々田雅子・訳|早川書房・ハヤカワ文庫|1200円|刊2005年05月

ほんとうにちびり、ちびりとブランデーのように楽しみながら読みました。クイーン編集のより皮肉な笑いが多いような気がします。751頁の分厚さがまったく気にならないのです。むしろ残りのページ数が少なくなっていくのが悲しかった。

星新一さんのテイストに近いと言えそうです。そこであらためてすごいと思うのは星さんは一人で書いていたのだということ。

三分冊だったのが合本して再刊。かつて1冊しか手に入れることができていなかったので感激。

《はてな年間100冊読書クラブ》

オンライン書店ビーケーワン:ミニ・ミステリ100


『守り人シリーズ(7)蒼路の旅人』上橋菜穂子 [読書・鑑賞]

『守り人シリーズ(7)蒼路の旅人』上橋菜穂子/佐竹美保・画…偕成社(2005年)

今回はチャグムが主役の話。バルサはたぶん登場しない(今はまだ読み始めたばかり)。旅人シリーズのときは佐竹美保さんが挿画のようで嬉しいです。

海の大国サンガルの援軍要請が新ヨゴ国へ。違和感を覚えるチャグム。罠と知りつつサンガルに向かうチャグムは結果的に強大な征服国タルシュ帝国と対面することになる。

≪はてな年間100冊読書クラブ≫

守り人に関する簡単なリストを下に置きます。

【青霧山脈】カンバル王国がある。

【家船】海の民ラッシャローが暮らす船。

【オズル】新ヨゴ皇国聖導師候補3人内の一人。もうそこそこの年で、頭が堅く正論しか認めない。候補のうちのアテ馬的存在。漁夫の利を得られるか?

【オルラン】コウイ・オルラン。サンガル海軍カルシュ諸島域司令官。

【ガカイ】新ヨゴ皇国聖導師候補3人の内の一人。第二皇子の血縁で野心ありあり。シュガを敵視している。

【カリーナ王女】サンガル王国の王女。

【狩人】暗殺者モードのときの帝の盾。

【カルシュ諸島】サンガルにある海の難所。

【カンバル王国】新ヨゴ皇国の隣国のひとつ。バルサの故国。青霧山脈の奥深くにあり白摩石が特産。

【クールズ】タルシュの宰相。

【サガン諸島】サンガル王国の南の果ての島々。住民は海賊行為で生計を立てていた。タルシュによるサンガル侵攻の最初の犠牲者。

【サルーナ】サンガル王国の王女。

【サンガル王国】海の王国。多くの島が集まって成り立っている。

【枝国(しこく)】タルシュに征服された国々のことを言う。たとえば旧ヨゴ皇国は今はヨゴ枝国と呼ぶ。

【シュガ】新ヨゴ皇国の星読み博士。チャグムの教育係であり相談相手でもある。若くして新ヨゴ皇国聖導師候補3人の内の一人。エリートですねえ。

【ジン】「帝の盾」の一員。かつてチャグム暗殺を試みた。後には助けてくれた。

【新ヨゴ皇国】このシリーズの主要な舞台となる国。チャグムが皇子をやっている。皇帝は神らしい。

【セナ】15歳くらいなのに船長さん。サンガルの元海賊。白ネズミのポイと仲良し。

【ターク】鷹の意。密偵などのことを言う。

【旅人シリーズ】守り人シリーズの女用心棒タンダに助けられた新ヨゴ皇国の皇子チャグムが主人公の話。自分から何事かをしたがり、さらにまた正しいことしかしようとしないこともあり内にも外にも敵を増やすチャグム皇子を守ろうとするシュガも大変。いずれこちらにもバルサが参戦してくれることはあるか?たぶんあるでしょう。

【タルサン】サンガルの王子。

【タルシュ帝国】各国を平呑していってる強大な侵略国。侵略した国々の人材も行政にまで組み入れられるようだからローマ帝国のようなタイプなのだろう。タルシュ人は赤銅色の肌に銀色の目をしている。新ヨゴ皇国とは赤道をはさんで反対の側にあるほど離れているようだ。

【タンダ】薬師。バルサのほぼ恋人だが、この、もうさほど若くもないカップルはかなり奥手で周囲と読者をやきもきさせる。

【ツアラ・カシーナ】船の魂の意。船長のこと。

【チャグム】新ヨゴ皇国の皇太子。王(父親)に暗殺されそうだったところをバルサに助けられて以来なんだか人格者へと変貌を遂げつつある少年。「旅人シリーズ」では守られる役ではなく、自ら活躍する主人公に昇格。父王にはいまだ疎ましがられているので相変わらず暗殺の危機は去っていない。

【チョル】紙巻き香。たばこみたいなもん。ヨゴ語ではチョウルと言う。

【トゥグム】新ヨゴ国第二皇子。三ノ妃の子。ミシュナの弟。チャグムの腹違いの弟。

【トーサ】ハルスアン・トーサ。新ヨゴ皇国の海軍のトップ大提督。チャダムの祖父にあたり、影ながら何かとバックアップしてくれている。

【トーヤ】「なんでも屋」の主人。シュガの情報収集の場となっている。

【トルガル】新ヨゴ皇国を作った聖祖。

【トルクス・タガル】新ヨゴ皇国海軍でトーサの乗る旗艦の船乗り。

【トロガイ】場末にありながら当代随一と言われる呪術師。75歳を超える老婆だがまだまだ元気。お酒が大好き。バルサやタンダとは親しい。

【ナユグ】この世界と重なり合うように存在する異界。ナユグの春はこちらの時間で100年続くらしい。

【ナロウズ・オル】新ヨゴ皇国海軍でトーサの乗る旗艦の船乗り。

【ニケ島】タルシュはラッシャローの漂泊暮らしを禁じこの島に集め密偵として使っているらしい。それゆえラッシャローはだいたいタルシュが嫌い。

【二ノ妃】チャグムの母。

【ハザール】タルシュの第一王子。タルシュでは成果によって王になる者が決まるので第一も第二もないが。それゆえハザールとラウルは仲が悪い。

【バルサ】女用心棒。棒術の達人。守り人シリーズの主人公。

【ヒュウゴ】アラユタン・ヒュウゴ。タルシュ軍トルアーン(三百人部隊長)。元ヨゴ皇国人なので新ヨゴ皇国とは人種的には同じ。≪嵐が、天をみがいていったんだな≫(「蒼路の旅人」p.211)

【ポイ】セナのペット(?)の白いネズミ。

【星】ある程度移動したら星の位置が変わっているらしい。かなり近いところに星があるということになるのだとしたら、われわれの世界とは成り立ちからして異なるようだが、おそらく赤道をまたいだということだったと思われる。「蒼路の旅人」でチャグムはこの惑星を半周したことになるのかもしれない。

【マナン】かつてサンガル最南端の港町だったが今はタルシュの領土で、かなりタルシュ化が進んでおり、チャグムはその街並みの素晴らしさに言葉を失うことになる。それでもタルシュにとってはただの一地方都市。

【守り人シリーズ】このシリーズのこと。旅人シリーズを除く、棒術の達人、女用心棒バルサ主役の話。いろいろ屈託を抱えたバルサがそれでも他人を助けたいと頑張る話。

【帝の盾】新ヨゴ国皇帝直属のSP。暗殺者集団でもある。バルサですらかなり苦戦したことがある。

【ミシュナ】三ノ宮の姫。三の妃の子。トゥグムの姉。チャグムの腹違いの妹。開けっぴろげな笑顔にはチャグムも油断。

【ヤトノイ・ソドク】タルシュの呪術師。ヒュウゴの相棒。ラスグの弟。

【ヤルターシ・コゥ・ラー】「海の恵みの子」という意味。サンガルのアマライ島の風習で、幸運がおとずれたときに妊娠していた女性のお腹の中の子。生まれたときから船で暮らし、長じたら船の頭となる。≪ほんとうに幸運の子だし、どんな不運がおとずれても、それを幸運にかえなくちゃならない≫(「蒼路の旅人」p.183)。セナがそれ。

【ユン】「帝の盾」の一員。かつてチャグム暗殺を試みた。後には助けてくれた。

【ヨゴ皇国】新ヨゴ皇国の本家。タルシュに滅ぼされた。

【ヨナ・ロ・ガイ】ナユグにいる水の民。

【ラウル】タルシュ皇帝の第二王子。小柄だが激しい戦士のようだ。指導者としても一流。ただ冷徹でもある。

【ラッシャロー】ほとんど船上だけで生活する、海に生き海に死ぬ、国境の関係ない民。

【ラスグ】呪術師。サンガル王国を転覆させるのに成功しかけた。

【ラドウ】新ヨゴ皇国の大将軍。三ノ宮の姫や第二王子の祖父であり、チャグムを毛嫌いしている。

【ラハーン】タルシュの帝都。あまり雨は降らないらしい。

【ルイン】チャグムの近習の少年。船酔いするタイプ。

【ロタ】新ヨゴ皇国の隣の国らしい。


花の名の姫君 [読書・鑑賞]

『花の名の姫君』木原敏江…角川書店(1991年・390円)

≪はてな年間100冊読書クラブ≫

木原敏江さんによる歌舞伎のコミック化らしいです。歌舞伎には興味がないので元の話は知りませんが鶴屋南北の「桜姫東文章」というらしいです。南北先生では四谷怪談くらいしか知りません。

この話は、姫様が悪党に子を生まされたり愛したり、女郎にまで身を落としたり、前世の愛人だった坊主を殺して化けて出られたり、おとりつぶしになったお家を再興したりと、なかなか荒唐無稽なのですが、漫画としてはあんまり楽しくありませんでした。

わりと好きな著者なのですが面白く感じるのとまったく面白くないのと、けっこう極端に分かれます。今回ぼくにはイマイチでした。


あれ雪が… [てちょうのよはく]

えらい、雪が降ってます。いま13:55頃です。

3月も半ばに来てこんなに冷え込むなんて。

気象庁と民間の気象予測で桜の開花予想がだいぶズレているようですが、一度冷え込んだ方が桜の開花にはいいという話も聞いたことがありますので、これで少し花が早くなるかもしれませんね?