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『玄奘西域記』諏訪緑 [読書・鑑賞]

【内容】
西遊記もの。
1巻では後の玄奘三蔵と思われる主人公は身体の弱い兄の長捷さんの通訳兼ボディーガードとして天竺の旅へ出る。よくできた長捷さんにひきかえ玄奘は語学力と体力こそあるものの気が短くて乱暴者(もっとも実は学力も高い)。
長捷さんは(おそらくは目的があって)彼をそういうふうに育てたわけだしあたたかく見守ってくれている。
途中、悟空っぽいキャラ(ハザク)や悟浄っぽいキャラ(ブラジュニャーカラ)に出会いながらなんとか旅を進める。
そして長く続く宗教がしだいに歪んでいく様を見つめ悩む。
気になるのは、
長捷さんはいつまで生きられるのか?八戒っぽい人物は出てくるのか?

【感想】
玄奘三蔵のイメージとは随分異なるが拳銃振り回して妖怪を撃ち殺すほどにはぶっ飛んでいない。等身大の青年として悩み成長していくところが現代的だがおそらく実際の玄奘もそうであったのではなかろうかと感じさせるのは著者のチカラか。もっともこの主人公、なかなか成長せず行きつ戻りつしてくれるので前途遼遠・・・
(2017年10月1日読了)


【内容】
天竺の人心の乱れを知りそして政治に利用される宗教の姿を目の当たりにし宗教の存在価値というものに悩みつつまたハザクを助けたい玄奘は沈着で賢明な少年である東天竺のクマーラ王と出会いまた天竺を統一しているハルシャ王と会うが王もまた深く悩んでいるのだった。そしてハザクの命、帰国の援助をかけた論戦大会が催されるのだった。

【感想】
どちらかといえば玄奘が悟空役か?
ハザクは八戒?
プラジュニャーカラはそのまま悟浄で。
三蔵役は前巻では兄上でこの巻では正法蔵ってことになる。
結局のところ居場所を求めた青年たちのしかし立場上けっこう壮大になってしまった友情の物語ってとこかなあ。
(2017年10月9日読了)

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『それでも町は廻っている』石黒正数 [読書・鑑賞]

【内容】
今回もいろいろあり。火の用心の話では「どんな物でも使う人次第で凶器になるんだね〜」「うむ」。エビちゃんとタケルの話。ジョセフィーヌの放浪。真田くんの好きな人は。謎のべちこ焼き。紺と歩鳥。リッちゃんとの思い出。花火見物の穴場にて。

【感想】
そばとお稲荷さんを食べたくなったかな。
(2017年08月14日読了)


【内容】
あとがきによると歩鳥ですらなんでも思った通りにいくわけではないという話が集まってるとか。
その分笑い要素が少なくなってるかもしれません。

【感想】
現実世界であるにもかかわらずなんでもありの世界。
この巻もバリエーションの一傾向ということかも。
(2017年08月13日読了)


これはマンガとしてデキがいいです。
あらゆるシチュエーションがこににある(かも)。
まあ基本、ギャグですけど。
(2017年01月03日読了)

「コトノバドライブ」芦奈野ひとし [読書・鑑賞]

【内容】
完結となっています。
でも今回もことに何があるというわけでもない平常運転、でもちょっとした不思議との遭遇。
そしてたぶん少し豊かになる、世界への感受性。

【感想】
終わるのは少し残念ですが、こういう作品は長くないほうがいいのかもしれません。
次はどんな世界を描きはるでしょうか?楽しみでもあります。

スクリーントーンを使わない作品は好きです。

「カブのイサキ」の続編なんかも期待したいかも。彼が戻ってくる話なんかを。
(2017年08月12日読了)


日常の中の一瞬の幻想。
何があるというわけでもないけど。
この空気がいいです。
今回は冬読むのに合っているかもしれません。

おそらく今年最後の読書。


第2巻
新キャラ登場。
正直なんの物語もない。
なんの刺激もない。
あるのはただ雰囲気のみ。
芦奈野ひとしさんの世界を受け入れられる感性のない人には「なんや、これ?」となりそうです。
ボクはまあ、受け入れられるんで、休日にここちよく読んでるんですけど。(2015年10月12日読了)








『のんのんびより』あっと [読書・鑑賞]

【内容】
季節は春くらい?
新キャラ「あかね」登場。ずっと出てくるかどうかはわからないけど。
つまようじ人形。ドラマのネタバレ。楽器の練習。ゴールデンウィークの宿題。いちご狩り。お菓子づくり。9年前の話。

【感想】
本日お盆休み初日です。そういうときに読むには最適?
気分はまったり。
(2017年08月11日読了)


あいかわらずののんきなくらし。
小鞠vsいたち。参観日。蛍の恥ずかしいシーンの目撃者。モヒカンひな人形。謎のコムソーマン。家庭菜園。小鞠の料理づくり。
(2017年01月02日読了)

『百姓貴族・2』荒川弘 [読書・鑑賞]

このシリーズおもしろいので、持っておきたいですが、せっかく本を大量に売ってスッキリしたところなので、あんまり蔵書を増やしたくはないなあ。
電子書籍で買うという手はあるかも。

笑いました。
が、笑いごとではない話が多かったりするかもしんない。

豪快というか大らかというか。
もちろん、あえてそういうポーズとってるってこともあるんでしょうけど。

おしごとで十勝毎日新聞読む機会があるんですけど、一面コラム「編集余録」を歌人の時田則雄さんが書かれる回が好きです。
時田則雄さんも「百姓」を自称しておられます。
ちょっとその文章を彷彿とさせます。

それから、十勝毎日新聞や日本農業新聞にも農機具による事故の話はでてきますが、「一瞬で下半身マッパ」どころでないことも多いようです。笑い話で終わればいいんですけどねえ・・・。注意してくださいね。

『花のズボラ飯』 [読書・鑑賞]

題名は知ってましたが初めて読みました。
図書館に2巻しかなかったのでとりあえずそれを。

愉しくはありました。
でも、ちょっと陰も。

それにしても、この人食べ過ぎでは?
エンゲル係数高そう・・・

「チャンネルはそのまま!」佐々木倫子 [読書・鑑賞]

相変わらずのマイペースで周囲を振り回す。
でも、ついにバカがバカでなくなる日が?

最終巻なんですね。
ざんねん。
もちょっと読みたかったかな。このシリーズ。
まあ、それくらいでいいんでしょう。
作者はもっといろんなもん書きたい人なんやろうし。
(2017年06月11日読了)


4巻
あいかわらずのドタバタ。
無条件で愉しいです。
今回はなんと異動が・・・
今後は誰がお世話をするのか!?
 (2015年10月11日読了)




本を一部屋に集めた [読書・鑑賞]

売るために本を集めてみた。書店にあるていど分量把握しておいてもらうのが目的。
前の写真より増えてるはずだがなぜかあんまり増えてるように見えない。
IMG_20170528_211830_953.jpg
いちばん低い山が50センチ、高い山が130センチくらい。
とりあえず平均75センチと見ておこう。
10×5列ほどあるので50本の山。3750センチ。

本棚1本目。
スライド式で2列になってるタイプ。
75センチほどが今は7段。525センチ。
プラス、スライド部分25センチが今は7段で175センチ。
合計700センチ。
IMG_20170528_211932_052.jpg

本棚2本目。
引き出し付きのライティングデスク。
42センチ×4で168センチ。
55センチ×1。
27×2で54センチ。
合計277センチ。
IMG_20170528_211900_946.jpg

どちらの棚も二重に置いてる部分があるのでもう少し多い。
あと3段ボックスもある。それと50冊程度入る文庫棚がひとつ。最終的にはこの文庫棚だけで生きていたいと思うのだけどまだ無理そうだ。

全部合わせると、4727センチ。
本棚に並べたらだいたい50メートル分くらいになるか?
あくまでも計算上なので、そんなにはないかも。意外に少ないもんだ。

マンガなんかは再読もしやすいしカサのわりに値段もつかないだろうから残しててもいいと思ってるし、それ以外に2本の本棚分くらいは残そうとも思ってるので結局は35メートル分くらい売ることになるか?

「大奥 11」よしながふみ [読書・鑑賞]

【内容】
田沼意次失脚後。
田沼に敵対していた松平定信も失脚。
すべてを支配したのはモンスター徳川治済。
お飾りの11代将軍家斉(男)は・・・
一方市井では、蘭学が排されそうになっている中で赤面疱瘡撲滅の夢を追い続ける男たちがいた。

【感想】
今回の主役は治済と思います。巨悪がいた方が物語は盛り上がるかなあ。(2017年02月05日読了)

『ビブリア古書堂の事件手帖  6 栞子さんと巡るさだめ』三上延 [読書・鑑賞]

「走れメロス」「駆込み訴へ」「晩年」。すべて太宰治関連のようです。今回は長編かなあと思いました。『晩年』は再びですね。

「走れメロス」は檀一雄さんの『小説 太宰治』の話でもあるかもしれませんね。六興出版社かどこかの版で昔読みました。面白かったです。

「駆込み訴へ」はトリックは即座にわかるでしょうからそしたら自動的に犯人と動機もわかるでしょう。

この巻を通じた犯人は消去法で見当はつきますがちょっと単純な性格すぎかも・・・と思って、もしかしてあの人?と思ったらあの人でした。

個人的な話ですが大学に入るとき卒論は太宰治にしようと考えてました。その後興味が他に移ったので結局は他の作家にしましたけど入学時点で400字詰めに70枚ほどはすでに書いていたので探したら今でも家のどこかにあるかも。

卒論にしようと思ったのは世に出回っている多くの太宰治論、勿論すべて読んだわけではないですが有名な奥野健男さんのも含めどれもピンと来ず自分がピンと来るのを書いてみようと思ったからでした。

まず太宰治のことを誰もが「ダザイ」という呼び方をするあたりにかなり抵抗感があったのでなぜ抵抗感を覚えるのかそのへんを導入にしました。そして太宰治って皆が言うよりももっと食えない一筋縄じゃいかない作家じゃなかろうかという感じに持っていきました。大人になったら全集持ってるのが恥ずかしくなるハシカのようなものではなくもっとちゃんと凄い作家じゃなかろうかと。
いくつかの作品について書き始めるあたりで中断しています。概算で最低でも500枚にはなりそうでしたが卒論にはかなり削除しないといけないなあ、導入部だけを水増しして提出するかとか考えてました。

そんな頃に今回出てきた檀一雄さんの『小説 太宰治』という本を手に入れとても面白かったので逆に事実かどうかは疑わしいとは思いつつもそれまで読んだ関連本の中ではいちばんしっくりきたのでした。内容はすでにほとんど記憶の彼方ですが今回のビブリアにもある「走れメロス」にまつわるエピソードだけはいまだ覚えてます。それだけ印象的だったのでしょう。この小話は卒論に入れようと思いました。ホントかウソかは別にいかにも(ボクがイメージするところの)太宰治らしい。なぜ「らしい」と思うのかを記すために。
また根拠なしの直感だけで書こうと思ってた部分は檀一雄さんをヒントに小説形式にしてもいいかもとも思いました。
(2017年01月15日読了)

『コトノバドライブ 3』芦奈野ひとし [読書・鑑賞]

日常の中の一瞬の幻想。
何があるというわけでもないけど。
この空気がいいです。
今回は冬読むのに合っているかもしれません。

おそらく今年最後の読書。

「谷内六郎展覧会」揃いました [読書・鑑賞]

OBPのツイン21で古書即売会見かけました。
覗いてみて、『谷内六郎展覧会 夢』を見つけたので購入。150円也。

これでやっとこさ全巻。いちばん欲しかった巻がラストとなりました。旺文社文庫の『旅の絵本』もつけて7冊。

べつに必死になってたわけでもなく、たまに古書の量販店なんかに行ったときぽつぽつと集めてました。10年近くかかったとは思いますがそれで揃ったのでさほど入手が困難な本ではないでしょう。

個人的な思い入れのある方なので揃えることができて嬉しいです。

「銀河ヒッチハイクガイド」ダグラス・アダムス [読書・鑑賞]

1巻目「銀河ヒッチハイクガイド」

モンティ・パイソンSF小説版って感じでしょうか。




2巻目「宇宙の果てのレストラン」

個人的にはこの巻がいちばん好きだったりしますが、理由は知らないです。




3巻目「宇宙クリケット大戦争」

読もうとするとすぐ眠気が襲ってくる巻でした。けっしておもろないわけではないのですが。

 

4巻「さようなら、いままで魚をありがとう」

よけいな言葉(もしくは真実)だけで書かれたSF小説の4冊目。
アーサーに恋人!?彼女は電波系美女。
個人的にマーヴィンが好きなので、最後に出てくれてよかった。
「ご不便をおかけして申し訳ございません」なのね。
え?まだ続くの?
(2015年10月16日読了)


5巻

この巻はいまいち普通。 

終わり方など、いろいろご不満はあるでしょうが、これはこれでいいんではなかろうかと。 

ほとんど無害 [ ダグラス・アダムス ]


 

新・第1巻

【内容】「このままで終わられてたまるか!!」と考えた方々のために書かれた、公式な続編ということになるそうです。

オーエン・コルファーって、どっかで聞いたことあるなあと著者紹介を見たら「アルテミス・ファウル」の作者。ああ、あれはけっこう読んでる。

【感想】キャラクタがしっかりしてる。これまでみたいな「ええかげん」な感じでない。ストーリーもちゃんとしてる。やっぱりええかげんさが足りない。ええかげんでタイクツな中でときおり気に入るフレーズが出てきたりするところが魅力なんやけどなあ。途中「ガイド」からの引用でカバーしてるけど、それでも全体の「しっかり」さは変わらない。う〜ん、やっぱりちょっと違うかなと思いました。 (2016年12月24日読了)



 


欲しい本「福永武彦新生日記」 [読書・鑑賞]

人の日記にはあまり興味はないのだけど、縁も深いし、前のも読んだし、たぶんこれも読むのでしょう。

image-20121208102330.png

十勝毎日新聞2012.11.29

森博嗣「スカイ・クロラ」シリーズ [読書・鑑賞]

ブクログには書ききれない分量になったので、こちらにメモしとく。

★スカイクロラ

【内容】
ずいぶん前に読んだので、もう内容ははっきりしていない。
「ナ・バ・テア」を読むことにしたので、書くことにした。
「ナ・バ・テア」の主人公と思われるクサナギという人物は出ていたように思う。パイロットではなく指揮官として。
もし同一人物ならば、空から引きずり降ろされて悲しいのではないかと思う。
他にキーワードとしては「不死」「成長しない子どもたち」「戦争としてのゲーム」という感じだろうか。
【感想】
最初読んだとき「エリア88」を思い出した。あれをもっとクールにした感じと思えばいい。

★ナ・バ・テア

飛ぶために、生まれてきたのだ。

【内容】
これが「スカイクロラシリーズ」の実質的な最初の巻らしい。
【はじまり】
美しい夕日に向かって、僕は飛んでいる。
【感想】
個人的には、相性がいいシリーズのようだ。
そのクールさが。
その衒学的なところが。
その希薄なところが、うすっぺらなところが。
(2012年11月08日読了)

★ダウン・ツ・ヘブン

大空で踊ろう 生と死のダンスを

【内容】
負傷したクサナギ。
そして気づく。
いつの間にか、かかわりたくない世界に組み込まれかけていることに。
しかし、ついに最も望んでいたダンスを踊る機会が来た。

【感想】
プラモデルで戦闘機をたくさん作ってきた人には楽しめる妄想の第三巻(ナ・バ・テアからなら二巻目)。
しかしこの巻は地べたの話が多い。その分クサナギがいろいろ考えることになり、面白くもあり、面白くなくもあり。
(2012年12月6日読了)

簡単なリスト

【赤座】前の基地で半年ほど同僚だった。
【明日】昨日や一昨日は、もう来ない。来るのは明日ばかりだ(ナ・バ・テアp.294)
【意志】人間の意志も、見えないところで広がるのかもしれない。(ナ・バ・テアp.250)
【岩】雲の中に浮かんでいる岩にぶつかったと思ったかもしれない。パイロットの間では、その岩の話は有名だった。(ナ・バ・テアp.61)
【嘘】《しかし、僕は、すべてに対して嘘で答えた。》(ナ・バ・テア)。《「嘘かもしれない」甲斐は即座に頷いた。「でもね、今の言葉は、私のこの口から出た言葉なのよ。その言葉を口にした私の立場を考えて」》(ダウン・ツ・ヘブンp.318)
【羨ましい】僕は、人を羨ましいと思ったことはない。それから、人に羨ましがられたいと思ったこともない。(ダウン・ツ・ヘブンp.112)
【大人】大人のパイロットはしつこい?
【甲斐】本部から来た女。たぶん大人。《いつものことだが、この人の周りには、この人の自信しか見当たらない。》(ダウン・ツ・ヘブンp.39)
【会話】話なんて、すべて余計なのだ。(ナ・バ・テアp.185)。話したいことなんて、いつも、どんな場合だって、ない。話したくないことが多すぎて、その下に埋れてしまっているのだろう。(ダウン・ツ・ヘブンp.110)
【カヤバ】萱場。甲斐の上司。ティーチャの古い友人らしい。
【カンナミ】病院で出会った少年。函南。パイロットらしい。《そう、飛んでいる。飛んでいるものを、僕たちはお互いの瞳の中に見ているのだった。》(ダウン・ツ・ヘブンp.53)。撃墜され記憶を失っているらしい。《思い出せませんが、パイロットとしての機能はすべて残っています》(ダウン・ツ・ヘブンp.128)
【危険】危険というのは、予測されるものだけに使う言葉だろう。(ナ・バ・テアp.45)
【基地】クサナギが新たに配属された基地のチームはティーチャがいるから名門とされていた。パイロットは全員で14人所属。
【キルドレ】大人にならない子どもたち。《子供はみんな、空を飛ぶ夢を見るのだ。》(p.235)
【草薙水素/くさなぎ・すいと】「ナ・バ・テア」「ダウン・ツ・ヘブン」の主人公。語り手。ティーチャのいる名門チームに配属された新人パイロット。「ナ・バ・テア」開始時すでに、かなりの腕のパイロット。《飛びたい。/離れたい。/今すぐにでも。》(ダウン・ツ・ヘブンp.46)
【クサナギと甲斐】クサナギと世界をつなごうとする存在。もちろん社命であり、彼女でなかったら誰か他の人間がその役となる。クサナギに少しだけ羨望の眼差しを送っているかもしれない。それにしても、外界におけるクサナギの最良の理解者ではある。クサナギの希求をあるていどわかっている。だからこそ、あるいはクサナギを空から引きずり降ろそうとする悪魔であるかもしれない。そのままいけばクサナギは空の存在のままいつか天に帰ってしまうだろう。
【クサナギとカンナミ】いずれ深くかかわりそうだが、今読んでいる「ダウン・ツ・ヘブン」前半の段階ではわからない。スカイ・クロラの主人公がそんな名前だったような気も少しする。もしそうなら、スカイ・クロラ以前に知己だったってことか。クサナギとティーチャの裏返しの関係かもしれない。《僕は、あなた以外じゃない》(ダウン・ツ・ヘブンp.228)
【クサナギと笹倉】戦闘機を通じてクサナギと最も近しい外界がメカニックの笹倉。互いに戦闘機が一番大切で孤独ではあるが、空の存在と地の存在であり、その空隙は結局のところ埋めることは不可能。
【クサナギと散香】現在のところクサナギにとって最も相性のいい機体。クサナギをクサナギでいさせてくれる。空への道。空戦時はクサナギ自身。あるいはダンスシューズ。
【クサナギと世界】クサナギにとって世界は無縁の存在。可能であるならば、他者とは関わりたくない。
【クサナギと空】クサナギは空にいられれば、そして同類たちと命を賭け金にしたダンスを踊っていられればそれでいい。《ずっと浮かんでいられたら良いのに。》(ダウン・ツ・ヘブンp.125)
【クサナギとティーチャ】自己と同質で、さらに強力な存在であるティーチャはクサナギにとって他とは全く異なる重みを持っている。憧れ、めざす対象であり、(そうとは意識していないがおそらくは)乗り越えるべきものであり、共にダンスを踊りたい最良のパートナー。ダンスを終えたとき彼女がどうなるのか。そのままなのか、それとも脱け殻になるのか。
【クサナギと比嘉澤】ほとんど登場しないし、クサナギに影響を与えたわけでもないが、その終わり方によってクサナギに何かは遺した。いつかそうなる自分の姿であるのかもしれない。
【クサナギとフーコ】クサナギとの接点は多くないが、なんらかのキッカケとはなっただろう。クサナギがなり得ないオンナという存在の象徴か。
【栗田】新人パイロット。と言ってもパイロットとして新人というわけではなく、基地にとって。
【勲章】アクセサリ。
【怪我】怪我というのは、いつだってそうなんだ。知らないうちにこっそりやってきて、知らないうちに躰の中に入り込んでくる。痛いな、と気がついたときには、もうすっかり自分のものになっていて、口に含んでやりたくなるくらい可愛く思えてしまう。そうやって人を騙す力が、怪我にはある。(ダウン・ツ・ヘブンp.31)
【向上心】自分には、向上心はありません(ナ・バ・テアp.248)
【合田/ごうだ】基地の指揮官?少なくとも部隊のトップ。たぶん大人。
【相良】医師。クサナギの旧知。
【笹倉】メカニック。観念的な話が好きな孤独な奴。クサナギと同時に配属された。
【散香/さんか】戦闘機の機種名。空冷エンジンを後方に搭載した軽量な機体。イメージ的には第二次大戦中に間に合わなかった震電ってとこか?クサナギの以前乗っていた機体。翠芽を挟み、後に改良型のマークA2に乗ることになった。
【死】「さあね。どっちも、同じくらい死んでるんじゃないかな」(ナ・バ・テアp.124)。《僕は、空で死ぬことを望んでいるのだ。》(ダウン・ツ・ヘブンp.180)。《最後の夕食になるかもしれないなんて感覚は、僕たちには日常茶飯事だ。》(ダウン・ツ・ヘブンp.183)。《明日死ねたら、とても幸せだと思った。》(ダウン・ツ・ヘブンp.195)
【弱者】機敏さってのは、逃げるものが欲しがる機能だ(byティーチャ ナ・バ・テアp.85)
【ジョーカ】敵陣営のかつてのトップエース。クサナギが墜とす。
【食事】パイロットに美食家はいない(by甲斐 ダウン・ツ・ヘブンp.108)
【翠芽/すいが】戦闘機の機種名。空冷21気筒。圧倒的なパワー。ちょつと不器用。イメージ的には第二次大戦米軍のサンダーボルトってとこか?クサナギが「ナ・バ・テア」開始時乗っている機体。
【鈴城】爆撃機。
【戦闘機乗り】一人で戦える奴だけが、空に上がってくる。(ダウン・ツ・ヘブンp.101)
【泉流/せんりゅう】無尾翼の偵察機。
【善良】仕事をしないでぶらぶらしていられるなら、誰だって、シンプルで善良な人生が送れるってこと(by笹倉 ダウン・ツ・ヘブンp.76)
【杣中】記者。誠実ではあるらしい。
【染赤/そめあか】戦闘機。プッシャの双発。おー、けっこう想像しにくいタイプ。
【空】舞台、そしてキルドレたちのふるさと。《やっぱり、雲の上が本当の空。》(ダウン・ツ・ヘブンp.293)
【大衆】大衆は騙されているんじゃない。(by杣中 ダウン・ツ・ヘブンp.190)
【地上】地上では、死んでいる者たちが、死ぬことを恐れ、雲に覆われた灰色の空しか見ていない。(ダウン・ツ・ヘブンp.180)
【チキン】鶏はチキンになる。さっきまで生きていたものが、いつの間にか美味しそうな食べものになっていく様を、じっと観察していた。どこから、自分はそれを食べたいと思うか、知りたかった。(ナ・バ・テアp.152)
【辻間】パイロット。クサナギが入りティーチャと一緒に飛ぶ座を奪われた。
【ティーチャ】パイロット。キルドレかどうかはよくわからない。物腰その他は大人のようにも思えるが、何の記述もないのでおそらくキルドレなんだろう。他者の参考にならないくらい滑らかに飛ぶ天才。150機くらい撃墜してる伝説の英雄。すべてのパイロットの憧れ。「命を粗末にするな」(ナ・バ・テアp.39)。いつか敵対陣営に移り、乗り越えるものとしてクサナギに撃ち落とされそうな気がするキャラだと、ほとんどの読者は出会った瞬間に思うだろう。
【敵】戦っている敵は、地上にいる人間たちよりも、自分に近い。(ダウン・ツ・ヘブンp.218)
【手抜き】周囲の連中には、わざと手抜きをして、無能な自分を見せることにしていた。そうでなければ、いざというときに困るだろう。(ダウン・ツ・ヘブンp.100)
【都会】人も車も多すぎるって、誰か気づかないのだろうか。(ダウン・ツ・ヘブン)
【トラクタ】戦闘機のタイプ。たぶんエンジンが前についていて、機体を牽引しながら飛ぶタイプのことか?
【トルストイ】ダウン・ツ・ヘブンの各章最初にあるアナグラムは「イワン・イリッチの死」から。
【涙】《誰のための涙でもない、彼女は自分のために涙を浮かべたのだ。それだけが、本当の涙だ。》(ダウン・ツ・ヘブンp.319)
【入院】なんという礼儀正しい草薙水素。いつから、こんなに大人しくなったのだろう。これではまるで入院患者だ。(ダウン・ツ・ヘブンp.57)
【粘性】纏いつくことで、きっと得られるものがあると信じているのだ。あるいは、そう信じたい。信じられることで安心したいのだ。(ダウン・ツ・ヘブンp.124)
【パイロット】クサナギが所属している会社の戦闘機パイロットの平均就業年数は2年8ヶ月。
【比嘉澤】比嘉澤の弟。キルドレではない。
【比嘉澤無位】新人パイロット。と言ってもパイロットとして新人というわけではなく、基地にとって。女。
【飛行場】都会ではあっても、ここは飛行場。だからこそ、僕はまだ生きていられる。(ダウン・ツ・ヘブンp.175)
【不安定】安定していることは戦闘機としては失格だ。(ナ・バ・テアp.275)
【フーコ】酔っ払って道のど真ん中で寝ていた女。基地のパイロットたちの遊び仲間。
【ブーメラン】クサナギのコードネーム。生きて戻ってくるからなのだろう。
【プッシャ】戦闘機のタイプ。たぶんエンジンが後ろにあって機体を押して飛ぶタイプのことか?
【部屋】部屋の中の空気は、煙草を吸うには少なすぎる。(ダウン・ツ・ヘブンp.123)
【褒められる】褒められることに価値を見出すことは、僕の根底を否定することに等しいように感じる。(ダウン・ツ・ヘブンp.126)
【本】僕は、本のタイトルなんて気にしたことがないので、自分がこれまで読んだものでも、一つとしてそれが言えない。(ダウン・ツ・ヘブンp.43)・・・ボクにもその傾向があるなあ。
【身軽】いつもドライで、そして身軽でいたいし、いつも、そのときに可能な最高のコンディションでいたい。(ナ・バ・テアp.10)
【水】水なんて飲むのは、久しぶりではないだろうか。(ダウン・ツ・ヘブンp.35)
【紫目】爆撃機。双胴。
【名所】行ってみたいな、と思ったけど、でも、行っても、きっと何もないだろう。この写真のとおりのものがそこにある、それだけだ。(ダウン・ツ・ヘブンp.147)
【毛利】指揮官。髭の長身。
【薬田】僚友。色白で丸眼鏡。頬に傷がある。
【役立つ】あの鳥だって、誰の役にも立ってない。空を飛ぶってことは、そもそもそういうことでしかないのだ。(ダウン・ツ・ヘブンp.78)
【優しさ】優しいものって、どうしてどれも止まろうとするのか。(ナ・バ・テアp.9)。思いやりや優しさというのは、他人から自分を切り離すためのもの(ナ・バ・テアp.162)。優しさが不自由さを作っているのだといえる。(ナ・バ・テアp.170)
【汚れ】仕事なんて、みんな汚いものだ。人間が生きていくこと自体が汚れている(ナ・バ・テアp.272)
【夜】僕は夜が好きだ。(ナ・バ・テアp.61)
【理由】理由がなければ、何も正しくないし、何も間違っていない。(ナ・バ・テアp.160)
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