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天の川 [掌編フィクション]

「天の川のうなったなあ」
「見えへんなっただけやん」
「それがのうなったゆうことやん」
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パジャマ [掌編フィクション]

そのパジャマは昼間つぶやいていた。
「ふう、ご主人様はちゃんと畳みもせずあっしをぐしゃぐしゃにしたまま学校に行ってしまうからあっしは苦しい悲しいです」
「・・・なんて愚痴をパジャマはこぼしてるんじゃないかと思ったりしたんやけど」
「いやいや、パジャマ的にはきちんと折り畳まれてぺしゃんこにされる方が圧倒的に苦しんとちゃう?」
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 [掌編フィクション]

赤い埃は風のまま流されている。
埃と誇りはなにか関係あるだろうかとか思っていたりするのだけどなんせただの埃なもんですぐ思考の道は途切れてしまう。
ハッと気がつくと水面がすぐ近くまできていた。
オレはこのまま死ぬんだろう。ふやけてなにかとまぎれてしまうんだろう。それはそれでわるくないとも思えるのだった。
そのとき強い風がぷうと吹いて巻き上げられそのままぜんぶ忘れてしまう。
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ある朝の喫茶店 [掌編フィクション]

そのお姉さんは腰かけるとすぐにたばこをすいはじめた。
瞳にはさまざまなものが浮かびそしてふっと静まった。
いまはもうなにも思っていない。
口もとにはほほえみ。
「あんたは彼女に似ているよ」ボクはそう思う。
お姉さんが答えることは当然ない。
刻のはざまのひととき。
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ギョウジャニンニク [掌編フィクション]

「ギョウジャニンニク好っきゃねん」
「ギョーザニンニク?」
「ちゃう。ギョウジャニンニク」
「なんやそれ、食いもんか?」
「うまいでぇ」
「ふうん」
「まだ食うたことあらへんけどな」
「なんのこっちゃ」
「食うたことあらへんから好っきゃねん」
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雷雨 [掌編フィクション]

突然の雷雨。
小さな庇のある建物に避難したがさほど役には立ってくれない。
闇夜は激しく明滅を繰り返しどこもかしこも、オレも、すっかり水びたしだ。
湿っけたたばこをいっぷくしてようやく落ち着けたがすぐに雨で消されてしまった。
どうやら今夜の空は嫌煙派のようだとほほえんでみた。
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透明人間 [掌編フィクション]

男は透明人間になった。
「なんや、これまでとぜんぜんちがわへんやん!!」
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 [掌編フィクション]

影が勝手に動いてるなんてよくあることやけど、とりあえず気にしないでおこう。影には影の都合ってもんがある。
「あ、あんたの影、動いてるわよ。ほらほら」
「わざわざ言うなって」
「なんだか影の方が活発やねえ。本体はあっち?」
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植物人間 [掌編フィクション]

この世界にはほ乳類から進化した人類と、植物から進化した人類が共存している。
擬態の一種なのか見た目でちがいはわからない。
ある男が何かを飲んだ後に仰向けに倒れた。
近くの人がしゃがみ込んであちこち調べかぶりを振った。
「死んでる」
と思いきや死んだはずの男がむっくり身体を起こす。
「いやいや、オレら元々植物やし、息もしてへんし心臓もないで」
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双眼鏡 [掌編フィクション]

河川敷公園の早朝。
老いた男女がそれぞれ三脚をつけた大きな双眼鏡を抱えて歩んでいる。
すれちがう人は「ああ、バードウォッチングね。老夫婦のええ趣味ゆう感じやなあ」と微笑む。
「夫婦に見られてるんでしょうね」とお婆さん。
「せやろな」とお爺さん。
「今日も見えるかしらね」
「どやろな」
「あたしたちの過去のすがたを」
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金魚 [掌編フィクション]

赤い魚は尾をひらひら動かしながら狭い空間をゆうぜんとただよっている。
かつて自由を求め飛び出して排水口に吸い込まれていった仲間がいた。彼はいまどうしているだろうか。
そんなことを眠たいアタマで考えたりしていた。
シアワセとかフコウとか意識にのぼることはとうにない。
なにも思わなければすべてはただそこにあるだけのもの。
自分もまたそこにあるだけのこと。
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隘路 [掌編フィクション]

迷っていた。
入り組んだ路地は二次元方向だけでなく三次元方向にも、幾重にも重なっている。
暗い、悪夢的な場所。
ときおり広い道の灯りが見えてくると老人は踵を返すかほかの路地へと曲がり込む。
何かを探しているふうでもない。
脱出したがっているわけでもなさそうだ。
道を失って何度目かのため息をつく。
そしてにやりと口をゆがめた。
「トシとってくると迷うんくらいがちょうどええレクリエーションやなあ」
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書棚 [掌編フィクション]

休日は潅木を本棚にして。 #twnovel
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新しい選択肢 [掌編フィクション]

Windowsを終了しようとしたらいつもよりボタンがひとつ増えている。マウスカーソルを当ててみたら「完全にパソコンの息の根を止めます」と表示された。押してみたくてたまらない。 #twnovel
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ガムをかむ [掌編フィクション]

ガムをかむという企業にとって重要なファクターをカバーするためにプロによるガム噛み講習会がひらかれたのだった。 #twnovel
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